【衆院選】“スーパーから見る”衆院選 野菜も卵も…続々値上げ 各党の物価高対策は?賃上げは?
読売テレビ
“スーパーの現場から見る”衆院選というテーマで考えていきたいと思います。大阪市内のスーパーから中継です。(取材・報告=中野颯大 記者) (中野記者) 夕方の時間ということもあり、晩御飯の準備などで買い物に訪れる方が絶え間なくいらっしゃっています。まずはこちらのお米です。少し前までは米が不足しているというのが話題に上がっていましたが、「新米」と書かれたお米がたくさん並んでいて、ある程度在庫が確保できる状況になってきたのかなというのが伺えます。ただ一方、頭を悩ませているのが値上げです。 野菜コーナーをご紹介しようと思います。こちらのトマト、税抜き580円、税込みだと626円と書かれていますが、このトマト、今は1パックあたり3個ずつ入っています。ただ、値段が上がる前の安かった時期は、4つ入って300円以下だったそうなんです。3個で税抜き580円、税込み626円となりますと、金額も上がっていて、個数も減っているという状況です。 いろんな野菜の中で、もう一つご紹介したいのが葉物類です。このレタスも1玉で税込み429円です。これも値段が上がる前は、1玉で200円以下かなという印象だったそうなんです。 すぐ隣に「野菜の相場が高騰しています」という表記がありますが、野菜自体の値段が上がってますよというポップを出すことで、店側の葛藤、苦しさというのが伺えるようなポップになっている印象です。 そもそも10月は、暑さの影響で毎年、値段が少し上がりやすい傾向にあるそうなんです。ただし、物価高の影響もあって、例年と比べてさらに値段が上がってしまっている状況だそうです。 そんな中、キノコ類とイモなどの根菜類については、値段も落ち着いているということでした。 もう一つ、卵なんですけど、2023年、鳥インフルエンザの影響で高騰していたというのが印象的で、値段は落ち着いていたそうなんですが、再び上がってきて、今では10個で321円です。先ほどの野菜もこの卵も、暑さと物価高というところで、野菜は不作、卵も鶏が暑さでバテてしまって、餌を食べなくなって卵が確保できない状況になってしまい、値段が上がってしまっているそうです。 こうした物価高にどう対応するのか、どんな対策を打っていくのかが、今回の衆議院選挙の争点になっています。各党が対策を打ち出されていますが、果たして本当に実現されるのか、そして納得できる対策になっているのかが、消費者、市民にとっても非常に注目のポイントなのかなと感じます。