【激戦】兵庫県知事選きょう31日告示 過去最多7人出馬へ 全県議が不信任決議、斎藤前知事失職
このほか、明石市でレコード会社を経営する福本繁幸氏(58)が出馬を表明しています。 7月の東京都知事選にも出馬した福本氏は、斎藤前知事の施策を「100点満点だった」と評価する一方で、立候補した理由を「いいことだけでは前に進まない。いいことも悪いことも含め、修正すべきところも考えた上で県政を運営したい」と語っています。
また、衆院選で兵庫1区に出馬した会社社長の木島洋嗣氏(49)も急きょ出馬を表明しました。 木島氏は「ライドシェア全面解禁」の実現を掲げるほか、大阪・関西万博を見据えた産業政策や、兵庫県と大阪府の連携する「兵庫・大阪連携会議」の考え方をベースに「『関西州構想』を立ち上げ、兵庫と大阪や他の府県を合併させたい」と主張しています。
■最大会派「自民」と第3会派「公明」は自主投票を決定
斎藤知事の疑惑を追及する百条委員会の設置や不信任決議を主導した県議会最大会派の自民は、紆余曲折の末、「斎藤氏の支援は禁止」という条件を付してはいるものの、独自候補の擁立を断念し「自主投票」を決定。第3会派の公明も「自主投票」を決めています。 知事選には、経済産業省出身の元官僚・中村稔氏と元加西市長の中川暢三氏も一時出馬を表明していましたが、告示2日前の29日に「選挙戦が政策とは離れた議論になる」「候補者乱立で斎藤前知事が優位になる可能性がある」ことなどを理由に、立候補の辞退を発表しています。 知事選の投開票は11月17日に行われます。