「欠点を隠すことはできない」バークレーがレイカーズのレディックHCを酷評「効果のない古い戦略を続けている」<DUNKSHOOT>
ロサンゼルス・レイカーズは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスという2枚看板を擁しながら、アップダウンの激しいシーズンを送っている。元NBA選手のチャールズ・バークレーは、就任1年目のJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)を痛烈に批判した。 【動画】名門レイカーズの復権を託されたレディックの現役時代のTOP10プレー! レイカーズは2022-23シーズンから2年間で90勝74敗(勝率54.9%)の成績を残したダービン・ハムHCを昨季終了後に解任。レブロンや八村塁はチームの問題のひとつに連係不足を挙げていたが、現在ミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチを務めるハムは先日、「私がやり遂げたことは、他のどのチームに行っても契約延長を検討されるべきものだ」とレイカーズ時代の仕事に自負を覗かせていた。 新人HCのレディックは開幕3連勝、昨年11月には6連勝をマークし一時は貯金を6としたが、その後は失速。12月中旬から持ち直し、現在は20勝16敗でウエスタン・カンファレンス6位まで盛り返している。 個人ではデイビスが平均25.8点、11.9リバウンド、2.1ブロック、40歳となったレブロンが平均23.8点、7.7リバウンド、8.8アシスト、オースティン・リーブスが平均18.3点を記録する一方で、チームとしては平均得点は111.8点でリーグ15位、平均失点は114.0で20位、得失点差が-2.1で19位と中位レベルに甘んじているのが実情だ。 殿堂入り選手のバークレーは『NBA on TNT』の番組『Inside the NBA』で、レディックHCに対して厳しい見解を示した。 「JJ、キング(レブロン)のために来たなら、失敗しない方がいい。レイカーズの試合を見れば、欠点を隠すことはできない。俺はレイカーズの試合を解説しているんだからね。君はいやがおうでも大変な困難に陥る。レイカーズはいい仕事をしたフランク・ヴォーゲルを辞めさせ、ダービン・ハムも辞めさせた。でも、君(JJ)はデートに行ったあの不細工な女と関係を変えようと思ったんだろう?」 バークレーはレディックHCが先月、「もし私がカジュアルな視聴者で、テレビをつけるたびに『製品が酷い』と言われたら、視聴することはないと思う。過去10~15年にそのようなことが起こっている」と発言したのが、自分たちに向けられたものに感じた部分があったようだ。 「ヤツ(レディック)は『俺なら上手くやれる』と思ってやってきた。でも、効果のない古い戦略を続けている。あの豚(レイカーズ)に化粧したって同じことだ。レイカーズは悪臭を放っている」 レディックHCはバークレーの批判を受けて、「映像は最後まで見れていないが、まったく気にしていない」と冷静に対応した。 「今は選手のスキルセットから、3ポイントを多く打つのが理に適っている。3ポイントの試投数で見落とされているのは、失われたもの、つまり長距離の2ポイントシュートの減少だと思う。ただ、3ポイントのおかげで、リムやペイントエリアで得点できるスペースができた。それが戦略だ」 レイカーズは通算優勝17回を誇る名門球団で注目度やファンの期待値が高いだけに、レディックHCが周囲を見返すには、結果を残し続けるしかないだろう。 構成●ダンクシュート編集部
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