「70代の母が体に悪そうなものを買ってきて食べてしまう」悩む息子に91才現役料理研究家・小林まさるさんがズバリ!アドバイス
お悩み2「外食や市販のお惣菜に頼る食生活は子どもにとって愛情不足?」
2年前に主人を亡くし、小学2年生の息子と二人暮らしです。子どもには自分の作った料理を食べさせなければという思いが強くあります。 しかし、忙しさに加え、料理が得意ではないこともあり、外食や市販のお惣菜を買ってきて済ませることが多いです。 子どもにとって、愛情面や栄養面を考えると、やはり母親の手料理の方がいいのか、悩む日々です。(はる・44才/女性)
まさるさんの回答「ほんの少しだけ手をかけてみよう!」
子を想う親なら誰しも「手料理を食べさせたい」と考えるものだ。だけど、はるさんは、ひとりで育児をして仕事も大変だ。そりゃあ、忙しいときは外食したっていいじゃないか。 ただし、お惣菜やお弁当を買ってきたときは、パックのままポンッと出すんじゃなくて、おかずはお皿に盛りつけ直したり、ご飯はお茶碗によそったり、ちょっとだけでも手をかけられるといいよな。 ほんの少し時間があるなら、青菜のお惣菜をレンジでチンした後に、かつお節をぱらりと振りかけてみる。買ってきたしょうが焼きをフライパンにのっけて火を入れて、温め直せば香りも立つだろう。 「おいしそうなにおいがするぞ、今日は何を作ってくれるのかな?」とわくわくして、母ちゃんの愛情を感じると思うんだ。 お釈迦さまだって「嘘も方便」と言うんだから、まるで自分が作った料理かのように「はい、どうぞ」って、にっこり笑って食卓に並べたらいい。 市販のものだって少しの工夫で愛情は込められると俺は思うよ。 死んだ者の悪口は言うもんじゃないけど、俺のおっかあ(妻)は病弱だったし、料理もあまり得意じゃなかったから、もういい!俺がやるって(笑い)。子どもたちにいろんな料理を作ったもんだ。好評だったのが、トマト缶を使った簡単な料理。カジキとキャベツをトマト缶と合わせてさっと煮込むだけ。手間はかけずに愛情はたっぷり込める、そんな手抜きレシピをはるさんにも試してみて欲しいな。 ■まさるさんの人生晴々!【まとめ】 「食事は元気の源! 料理を通じて、家族で絆を深めて欲しいな」
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