ワールドシリーズ第3戦、大谷の出場は? 日本シリーズは王者か下剋上か マエケン解説
■両者は「圧倒的な差はない」
プロ野球の日本シリーズもこの週末、第1戦、第2戦が行われました。パ・リーグ王者ソフトバンクとリーグ3位から勝ち上がってきたDeNAとの対決。 ヒロドキャスター 「ここまでの試合をマエケンさんと一緒に見ていきましょう!」 DeNAの本拠地で迎えた第1戦。先発、ジャクソンに対し満塁のチャンスで打席には、ピッチャーの有原航平投手。2点タイムリーを放ちソフトバンクが先制します。その有原投手はDeNA打線を7回無失点に封じ、初戦を勝利に導きます。 勢いは第2戦に入っても!4番、山川穂高選手の日本シリーズ初アーチなど序盤で5得点を奪ったソフトバンク。大きくリードします。 追いかけるDeNAは侍ジャパン組が反撃。桑原将志選手のタイムリーで2点を返すと、さらに7回には、牧秀悟選手が3点差に詰め寄ります。しかし序盤の失点が響き、及ばず。ソフトバンクが2連勝を挙げました。 ヒロドキャスター 「マエケンさん、ソフトバンク連勝ですね」 前田投手 「僕は圧倒的な差はないと思っています。攻撃陣はお互いすごく調子がいいですし、この2戦は、先発ピッチャーがしっかりとゲームを作って、投げたソフトバンクが勝利したのかなと。本当、その差だけだと思っています」 ヒロドキャスター 「そんななか発表されました先発投手ですが、ソフトバンクがスチュワート・ジュニア投手。DeNAは東克樹投手です。肉離れのため戦列を離れていましたが戻ってきました」 前田投手 「DeNAにとっては大きな存在の東投手ですが、第3戦になったら、もしかしたらDH制のパ・リーグ本拠地の打席に入らなくていいシリーズなので戻ってきたのかと思いますし、後はけがの状態次第だと思うので。彼が本調子で投げられるならチームにとっては大きいと思います」 ヒロドキャスター 「東投手にどんなピッチングを期待しますか?」 前田投手 「レギュラーシーズンとは違いますので長いイニングを投げようとしなくてもいいと思います。とにかく0点に抑える。最少失点に抑えることがすごく大切になってくると思うので、最初から力いっぱい投げて。リリーフ陣も調子がいいので、後のことは考えずに自分がいけるところまでとにかく100%で投げることが大切かなと」 ヒロドキャスター 「レギュラーシーズンと違って短期決戦。ましてや日本シリーズでは戦い方はピッチャーも変わってきますか?」 前田投手 「変わってくると思いますね。レギュラーシーズンになれば長いイニング投げて試合を作るのが先発ピッチャーの役目ですが、ポストシーズンは勝つことが大事。とにかく短期決戦はチームが勝つことが一番の目標なので、長いイニングを投げるよりも0点に抑える、点を与えないことが一番大切かなと僕は思いますね」 大越キャスター 「一方で、連敗中のDeNAの攻撃陣の鍵はどういうところですか?」 前田投手 「攻撃陣は、オースティン選手が欠場してしまっているので、代わりに4番に入っている筒香嘉智選手。この3番(牧選手)、4番、5番(佐野恵太選手)、6番(宮崎敏郎選手)というのがDeNAの強みだと思いますので、1番(桑原選手)、2番(梶原昂希選手)が出塁して4人で得点を奪うというのが鍵になってくるかなと思いますね」 ヒロドキャスター 「こうやって見ると、本当に調子のいいバッターがぐっと固まっている感じがします」 前田投手 「先ほどのメジャーリーグのドジャースと一緒で、いいバッターを並べるというのはすごくピッチャーにとって嫌な体制になってくるので、そういう打線を組んでいると思いますし、恐らく監督はこの4人で点を重ねてほしいと思っていると思うので。この4人が打つこと、そして、4番の筒香選手に僕は期待したいと思っています」 ヒロドキャスター 「マエケンさんの展望は、あす以降は打線はそれぞれ両チームいいということで、鍵となるのが投手陣ですね」 前田投手 「そうなると思ってます。あとは東投手のピッチングに期待したいなと思います」 (「報道ステーション」2024年10月28日放送分より)
テレビ朝日