ワールドシリーズ第3戦、大谷の出場は? 日本シリーズは王者か下剋上か マエケン解説
■「この場面で打てる選手いない」マエケン的MVPは?
ヒロドキャスター 「改めてドジャースが本拠地ロサンゼルスで2連勝とした、ワールドシリーズの今後の展望なども含めてマエケンさんに解説していただきます!」 日本時間26日の第1戦。ドジャース、フリーマンの逆転サヨナラ満塁ホームランで決着。第2戦、ドジャースの先発は山本由伸投手。1回、ランナーを出しますが、強力ヤンキース打線を抑える立ち上がりを見せます。それでも1点リードの3回。ソトのポストシーズン4本目となるホームランで追いつめます。 ドジャースはその裏3番、テオスカー・ヘルナンデス選手。続く4番、フリーマン。2試合連続のホームラン!ドジャースがすぐさまリードを奪い返します。すると、山本投手は尻上がりに調子を上げ、7回途中1失点。許したヒットはソロホームランの1本のみでした。 山本投手の好投でドジャースが2連勝。舞台をニューヨークに移す第3戦では一体どうなるのか?前田投手が解説します。 大越キャスター 「ドジャースは最高のスタートを切ったと言えると思ういますが、やはり鍵を握るのは山本投手のピッチングだと言われていて、そのとおり素晴らしいピッチングだったと思います」 前田投手 「素晴らしいピッチングでしたね。メッツ戦からすごく状態が上がってきていると思いますし、全球種、しっかりといい状態で投げることができています。特にジャッジ選手を完璧に抑えることができているのでそこがすごく大きいかなと思います」 ヒロドキャスター 「まさにその対戦、山本投手とジャッジ選手見ていきます」 まずは3回、ツーボールツーストライクと追い込んだ場面です。ここで…。 前田投手 「インコース高めのストレートですね。コースも高さも完璧で本当に素晴らしいボールでした」 ヒロドキャスター 「ライトフライに抑えたんですね」 そして6回、再びジャッジ選手との対決。 前田投手 「バッターは先ほどのボールが気になっていたので、インコース高めのストレートというのがすごく頭に残っていたかと思います」 ヒロドキャスター 「結果、インコースにスプリットでしたよね」 前田投手 「同じコースからストレートと、スプリットという投げ分けでジャッジ選手からはストレートに見えたんじゃないかと思うので、このボールも本当に最高なボールでしたね」 ヒロドキャスター 「そうなると、前の打席のストレートのイメージがジャッジ選手的には強かったと」 前田投手 「強かったと思いますし、ここは山本投手の技術。バッテリー配球が勝ったんじゃないかと思います」 ヒロドキャスター 「巧みな配球でしたし、山本投手はジャッジ選手を抑えることとなりました。素晴らしかったですね」 小木アナウンサー 「第2戦だけ見れば山本投手がMVPかなという気がしますが、第1戦、第2戦でいうとMVPはマエケンさん的には誰ですか?」 前田投手 「やはりフリーマン選手ですね。けがをしながら出場してると思うんですが、第2戦の逆転サヨナラホームランですね。このホームランがチームに勢いをつけたと思いますし、この場面で、ホームランを打てる選手ってなかなかいないと思うんです。ここで一気にドジャースの流れというか雰囲気が上昇したと思うのでこのホームランは本当に素晴らしかったと思います」 安藤萌々アナウンサー 「まさに彼が打つと、チームも乗っていくキーマン」 前田投手 「チームの柱だと思いますし、チームリーダーなので彼が打つとチームはどんどんいい方向に進んでいくと思います」 安藤アナ 「日本中がフリーマン選手を好きになった土日だと思いますが、あす第3戦のキーマンは誰になってきそうですか?」 前田投手 「第3戦から場所がニューヨークに移ってヤンキー・スタジアムになりますが、ヤンキー・スタジアムはドジャー・スタジアムより少し狭くてホームランが出やすくなるんですけど、第3戦からホームランで試合が決まっていくんじゃないかと」 ヒロドキャスター 「キーマンを描いていただきました。99番といえばジャッジ選手ですよね。なぜ?」 前田投手 「今、ポストシーズンは本来の調子ではないんですが、やっぱりヤンキースが勝ち上がっていくためにはジャッジ選手の調子を取り戻すことがすごく大事になってくると思います」 ヒロドキャスター 「ただ、ここまで9打数1安打6三振と苦しんではいたんですよね?」 前田投手 「チームの柱の選手なので、打つと打たないでは、本当にチームの勝利にすごくかかわる選手なので。彼が打つことで、ヤンキースは調子を取り戻すと思う。目覚めたらドジャース側からするとすごく怖いですね」