【香港】今年最初のシグナル8、負傷者は9人
香港天文台(気象台)は5日午後6時20分、台風11号(アジア名:ヤギ)の接近に伴い、上から3番目に高い台風警報「シグナル8」を発令した。安全対策のため社会、経済活動の多くが休止になるシグナル8以上の警報は今年初めて。翌6日午後0時40分まで、18時間20分にわたり継続した。 6日午後0時30分時点での政府のまとめによると、台風で負傷し公立病院で救急治療を受けた市民は9人だった。倒木は119件、浸水と地滑りは各1件の報告があった。 香港空港管理局(AAHK)によると、5日の香港国際空港は計50便が欠航となった。6日は正午時点で通常の8割に相当する778便の発着が割り当てられ、同局は「台風の期間中も空港運営はおおむね順調だった」と総括した。