卒業後はサウサンプトンへ、最後の選手権はまず初戦突破を 日章学園FW高岡伶颯「ガンガン、自分らしく」
第103回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が18日に行われ、宮崎県代表の日章学園高校は秋田県代表の西目高校と、12月29日の1回戦で対戦することが決まった。 抽選会に出席した日章学園主将でU-19日本代表、卒業後はサウサンプトンに加入が内定している高岡伶颯は、「どこの高校が来ても、勝つつもりでいました。僕たちは初戦突破が目標ではないですけど、次のステップに繋げるために、まず西目高校さんに勝ちたいと思います」と初戦に目を向ける。 日章学園は3大会連続の出場となるが、前回、前々回とともに1回戦で敗退。高岡自身もともにフル出場しながら、苦い経験をしている。「一昨年の前橋育英戦は本当に何もわからない状態で、出てあっさりと自分の中で終わってしまったというのが正直な感想です。去年は名古屋高校さんの粘り強い守備と特徴的なロングスローなどに自分たちがやられてしまった部分があり、自分も調子が上がらず、そのまま負けてしまって。この2年間で自分の力を発揮できてないと思っているので、これから選手権まで2カ月くらいありますけど、高岡というところを見せていきたいという思いです」と、一戦必勝を期す。 成長した部分として「泥臭さ」を挙げた高岡。目標は本大会での「20ゴール」と大きな数字を掲げ、「チームを勝たせる得点も取りたいと思います」「全国で序盤からガンガン、自分らしくやっていきたい」と、“らしさ”も見せる。 夏のインターハイは負傷で欠場したこともあり、この大会に懸ける思いは強く、「(チームとして)とてもいい期間にはなったと思いますが、自分はけがで現実を見るしかなかったので。それを考えたら、選手権に120%の力で挑めるように調整しようと思っていたので。全国大会の切符をつかめて、西目高校さんとやれることをとても光栄に思いますし、今まで自分がやってきたことが間違いではないということを証明したいですし、今まで支えてくれた方々にも見せていきたいと思います」と、“最後の冬”を「最後の年なので、自分らしく」戦って終える覚悟を示している。
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