「〇〇のせいで片づけられない」と思って片づけを後回しにしている人が変わることができる3つのステップ
■ステップ3 小さいところから始める 私が家事が好きなのは、やれば必ず成果が目に見えるからです。ですから片づけも小さなことから始めて、小さい達成感を得ていきましょう。引き出し一つでもいいし、バッグや財布の中をきれいにするところから始めてもいいでしょう。それだけでもスッキリしますし、十分達成感は得られます。小さい達成感を積み重ねていくと片づけに自信が出てきます。 ある心理学者の方が、自己肯定感が低い子には掃除をさせるといいと言っていた記事を読んだことがありますが、全く同感です。掃除も片づけ同様、自分がやった成果を目で確認することができますし、どんなに短い時間でもやれば必ず結果にあらわれます。 片づけと自己肯定感は関連があります。 私自身、片づけができていないときは自己肯定感が下がっていました。仕事から帰ってきたときに散らかった部屋を見ることは自分のダメな部分を突きつけられるのと同じですから、自己肯定感が上がるはずがありません。5分でも10分でもやれば、「あ、今日これ私が片づけたんだ」と「自分でできたんだ」という成果を確認することができ、これが自己肯定感を上げることにつながります。 「自分はできる」という意識に変わると、だんだん当たり前のように片づけができるようになります。これが習慣化につながります。 自信はなくすもつけるも自分次第。何らかのアクションを待っているだけの受け身態勢では何も変わりません。不安は行動で打ち消すものです。 ※西崎彩智著『人生が変わる片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター』より抜粋
西崎彩智