歯周病を放置していたらまさかの事態に…「心筋梗塞」「糖尿病」のリスクを減らし、健康寿命をのばすために不可欠なある習慣とは
2019年に厚生労働省が発表したデータによると、日本人の平均寿命と健康寿命の差は男性が8.73年、女性が12.7年だそう。これは寝たきりや要介護状態など、自立した生活ができない状態で過ごす期間が「男性は8.73年」「女性は12.7年」あるということです。そのようななか、「更年期をどう乗り越えるかが、のちの人生を左右する」と話すのは、医師の森勇磨先生。その森先生、「徹底的な『歯磨き』で心筋梗塞や糖尿病のリスクを減らすことができる」と言っていて――。 【書影】病気になりたくなければ、食べ物と習慣を変えるべき!森勇磨『最新予防医学でここまでわかった 50歳からの病気にならない最強の食生活』 * * * * * * * ◆健康寿命をのばすには「日光浴」が不可欠 健康のためには、お金に糸目をつけないという人がいます。しかし、リーズナブルにあるいは無料で健康寿命をのばす方法はたくさんあります。 そのような意味で、日光は無料の健康グッズの王様です。なんと日光を浴びることが、骨粗しょう症予防になるのです。 骨がもろくなる骨粗しょう症はとても怖い病気です。たった1回転倒して骨折しただけで、その後の人生を最悪寝たきりで過ごさなければならない危険性があります。 日光浴は、骨粗しょう症を予防する最も簡単な方法です。 日光を浴びることで紫外線に皮膚が反応し、骨を丈夫にするビタミンDが作られます。 紫外線と言うと皮膚がんの原因になるなどマイナスのイメージを持たれがちですが、適度に浴びるのは悪いことではないのです。
◆日光は心の健康にも必要不可欠 さらに時間も1日15分程度で十分と、タイムパフォーマンスも抜群です。 ただし、ガラス越しの日光浴では効果を得られません。1日15分、外で直接日光を浴びるようにしてください。 また、日光を浴びると、「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは、「元気」や「やる気」の源です。 うつ病の人にはセロトニンが不足していると考えられており、心の健康にも必要不可欠な物質なのです。 日光は、睡眠の質を高めるメラトニンの分泌も助けます。 紫外線の浴びすぎには気をつけなくてはなりませんが、まさに日光には「天の恵み」と言ってもいいくらい、たくさんの効用があるのです。
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