大阪府・吉村知事が定例会見6月24日(全文3)オンライン授業整備は予定通り
ルーターの公募事業者も決定
吉村:じゃあ座ってください。公募して、ルーターの公募したじゃないですか。あれはもう事業者は決定したんですか。 B:はい。決定して、それで必要な学校・生徒には配布が終わったところです。 吉村:数は確保して、もう学校にも配布しているという状況で、6月末、予定どおりに進めている。6月末からはできるような状況にして、今は試行実施を進めているということでいいんですか。 B:そうです。確認を行って、もう確実にできるように確認を今、行っているところです。 吉村:分かりました、ありがとうございます。ということなので予定どおり進んでいます。6月末には全府立学校でオンライン授業ができるように進んでいるということです。 司会:それでは次のご質問をお願いします。 吉村:もういいですよ。ありがとうございます。
コロナ戦略に盛り込みたい要素は
産経新聞:産経新聞の佐藤です。月内に定められたいとされている大阪のコロナ戦略に関してなんですけれども、ちょっとこれまで専門家会議等々で大阪モデルの変更をされたり、守るべき命っていうお話もされておられると思うんですけれども、すいません、あらためてコロナ戦略という大きい枠組みの中に盛り込みたい要素というのをちょっと教えていただけますでしょうか。 吉村:まず第1波を検証した上で、第1波と同じことはしないということです。そのために、なぜかと言うと、やはり第1波における社会経済におけるダメージがあまりにも大き過ぎたっていうのがあります。ですので社会経済におけるダメージっていうのを最小化しながら感染症対策を最大化させる。これがまず一番大きな目的です、第2波の。 第2波を起こさせない仕組みっていうのが、やっぱりこれ一番重要です。ですので、分かりやすく言うと、まず2つです。1つ目は第2波を起こさせない戦略。起きなかったらそれでオッケー。ただ、やっぱり想定として第2波が起きることも想定しなければいけませんから、第2波が想定、起きたときの対策。この2つに分かれます。 第2波を起こさせない戦略としては3つです。1つは検査体制の強化。できるだけ早く陽性者をキャッチして、そしてそこから広げないことです。それはいろんな、今、検査体制強化の仕組みをどんどん広げていっているのは皆さんもご承知のとおりです。第2がクラスター対策の強化です。専門家でいろんな意見が出ましたが、皆さんが共通しているのが、立場が違う人もみんな共通して言っているのが、クラスター対策が非常に有効だと、日本特有の方法としてやっている。 僕自身も現場で、この間ずっとコロナ対策をやってきましたが、クラスター対策というのはものすごく秀逸だなと思います。これは押谷先生が考えられたのかなと思うんですけど。ちょっと考えたら非常に原始的な感じもするんだけど、そんなんで追えるの? って思うんだけど、やっぱりやっていったらものすごく秀逸だなと思って。陽性者が出たときに、非常に地道ですけど、そこから濃厚接触者をどんどん探していって、そして感染の尻尾を切っていく。濃厚接触者を探すだけじゃなくて、その人がどういう行動をしたのかっていうのを分析して、そしてどの空間で感染爆発が起こっているのか、どこで感染したんだろうかっていうのを推測して、そこの感染が広がっている場所を抑え込んでいく。非常に秀逸だなと思います。