尽きない悩みや不安。「みんな幸せそうなのに、どうして私だけ」解放されるために自分にすべき、たった1つの「問い」とは
どうやったら、悩みや不安から自由になることができる!?
エネルギーを本来の使い道に費やすことができないのは、私たち自身の根底にある「漠然とした悩みと不安」が原因なのです。それを解消できずにいるため、労力をとられてしまうのです。 漠然とした悩みと不安といっても、ピンとこないかもしれませんが、それは自分自身が意識できずにいる心に溜まった澱(おり)のようなものです。人間関係などのカタチのない暗く澱んだものに潜んでいます。 どんなに幸せそうに見える人でも、心の中には意識しようとしまいと悩みや不安が潜んでいるのです。 「私にはそんなものはない!」と思い込んでいる人は、試しに目をつむって、五分間だけでも自分自身の心の奥をじっと見つめてください。おそらく一瞬にして、言葉にできないまったく脈絡のないイメージや妄想、言葉の洪水になるはずです。そうした自分自身の混乱した心が、「漠然とした悩みや不安」なのです。 どんなに良い仕事についていようと、どんなに幸せな家庭を築いていても、恵まれた環境であっても、心の底をのぞくと「私は、このままでいいの?」という暗い未来を想像してしまいます。それは、どんな人でも同じなのです。 私たちは幸いにも、物質的に恵まれ犯罪も少なく、環境が良い国で生活しています。それにもかかわらず、一人一人の中には「漠然とした悩みや不安」があるのです。なぜ、恵まれた国にいるにもかかわらず、心の中には悩みや不安があるのでしょう? それは、ある重要な一つの問いに答えを出していないからです。 ▶つづきの【後編】では、悩みは不安から解放されるために、自分自身の「ある重要な問い」に答える必要があるとおっしゃる心理カウンセラーの岡部 愛さん。それはどのような問いなのでしょうか?
心理カウンセラー・ライター 岡部愛