それ会話じゃなくて“尋問”です! 「人との会話が続かない」なら今すぐ実践すべき4つのこと
3 流れのなかで自分のことを話す
一人ばかりが話しても、会話はつまらないものになります。ところどころで、「たこ焼きにチーズを入れてもおいしいですよね」と自分の意見を挟んだり、「私は歴史に興味があるんですけど、大阪でおすすめのお寺とかってありますか?」と、自分の聞きたい方向にもっていったりすることで、自己開示もできます。 相手も楽しい、自分も楽しい会話にしていきましょう。
「私は~ですけど、○ ○さんは?」で自己開示
相手が積極的に話さないタイプのときは、あれこれ質問しても、話が弾まないことがあります。そんなときは、自分の話からすればいいでしょう。「相手に話してもらわなければ」と考えすぎる必要はありません。 ほんとうに仲良くなるためには、「自分のことを話すこと」がとても重要なのです。 「私はこんな人間ですよー」と“自己開示”することによって、相手も警戒心が和やわらぎます。自己開示の度合いによって、相手も自分のことを話してくれます。 心を開いてほしい相手には、自分から積極的に自己開示をしていくといいでしょう。 「私は~ですけど、○○さんは?」という話し方は、自分の話したいことを話せばいいのでラク。ネタに困ることなく、自然に相手と一体感をもてます。 たとえば、「私は古い映画にハマってるんですが、○○さんは夢中になっていることとかありますか?」「私は和食が好きですが、○○さんは?」という具合。 初対面で相手の年齢や仕事など聞きにくい場合も、小さな自己開示から始めるといいでしょう。「私は~世代ですけど、○○さんは少し下の世代ですか?」「私は事務の仕事ですけど、○○さんは?」など、やんわりと、徐々に近づいていけます。 先日、ある若い人が、貧乏だったころの話をしたあと、「アリカワさんはそういうことなかったですよね?」。「ありますよー」と貧乏ネタで盛り上がったことがありました。「打ち明けてくれる相手には、こちらも話そうではないか」という気になるものです。 これを「自己開示の返報性」といい、「この人になら話せる」「この人は特別」と感じてもらえるようになります。 コミュニケーションや、信頼関係は、互いの自己開示によって成り立っているもの。相手から質問されたときも、○○さんはどうですか?」と逆質問してみましょう。 「自分のことを話すだけの人」は嫌われますが、「自分のことを話して、相手のことも聞く人」は、愛されるのです。
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