水害時、水に浮ける車!? 「フォム ワン」驚愕スペックに池内博之さんも感心しきり!
超大型台風や集中豪雨、地震の津波により、毎年のように全国どこかで水害が発生。 過去10年間だけでも、約98%の市区町村が水害・土砂災害に見舞われている。今後も、進む都市化と気候変動の影響からそのリスクは高まるばかりだとか。 ▶︎すべての写真を見る 日本の電気自動車ベンチャーが開発した世界最小クラスの4人乗り軽EVは、そんな水害大国に頼もしい一台だ。 ドアを閉めると車内が密閉されて水をシャットアウト。24時間はボートのように浮いていられ、救助を待つことが可能。しかも流れが穏やかなら水面を3km/hほどで移動でき、安全な場所まで自走で避難することも。 水害が深刻化するタイでは既にニーズが増え、災害救助の現場でも活用されているという。 「モダンで洒落たデザイン、日本の道路事情に合ったコンパクトボディもさることながら、緊急時にはシェルターになる素晴らしい車。 しかも手元にアクセルがあり、高齢者を中心に多発しているブレーキの踏み間違え事故も防げる。政府や自治体が主導して、国内にもどんどん普及させるべき!」と感心しきりの池内さんだった。 池内博之●1976年生まれ。茨城県出身。昨年末からはゴルフを始め、今年の2月にコースデビュー。オフの日は打ちっぱなしなどで練習中。
手元にアクセルがあるからブレーキの踏み間違えなし
ステアリングの裏に搭載されたアクセルレバーで走行し、停車は一般的な車と同じくブレーキペダルにて。操作系を手元と足元に分けることで、ペダルの踏み間違えによる事故を防ぐ。
よもや水害に遭っても水に浮いて移動できる!
道路冠水などの水害時には、車体が水に浮いて低速で航走可能。安全な場所まで避難でき、水没や浸水の危険を低減する。もちろんあくまで緊急用の機能であり、水浮上後は保守整備が必要だ。
[Variation]「フォム ツー コンセプト」
2026年の発売を目指して開発中の軽EV。90度まで回転するタイヤと全方位自動運転機能により、カニ走りのように真横へ移動できて狭い縦列駐車もラクラク&その場での旋回も可能。 3人が足を伸ばして座れる後席も画期的だ。 干田哲平=写真 いくら直幸=文
OCEANS編集部