オリックス・平野佳寿は25%減の年俸1億6500円でサイン 12試合登板にとどまり「何もチームに貢献できなかった悔しいシーズン」
オリックス・平野佳寿投手(40)が2日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、25%ダウンの年俸1億6500万円でサインした(金額は推定)。 「出だし(開幕)はそんなに悪くなかったけど、けがもあったりして投げるたびにしんどくなっていた。(今年は)何もチームに貢献できなかったなという、そういう悔しいシーズンだった」 2年契約最終年だった今季は守護神として開幕を迎えるも、5月に右肘の張りで登録抹消。以降もコンディション不良などで実戦から遠ざかり、7月の2軍戦で実戦復帰したが、再昇格の機会はなかった。大リーグからNPBに復帰した2021年以降では自己最少となる12試合の登板にとどまり、1勝1敗、7セーブ、防御率4・22。NPB通算250セーブまではあと1としているが、「去年、(名球界入りの条件である)日米通算(250セーブ)というのが適用されたのがあるので、そこにこだわりはない。頑張って最後そこ(記録が)ついてきてくれたらいい」と淡々と話した。 プロ4年目から昨オフまでNTT西日本の施設を借りて自主トレを行っていたが、今年は舞洲で自主トレに励む予定。17年目を迎える来季での挽回に向け「僕は試合数が一番、中継ぎは評価されると思っているので、50試合以上しっかり投げれるように」と覚悟をにじませた。