ブラヒム、ツィエク、ハキミ、マズラウィ、アコマック…… カタールW杯ベスト4&パリ五輪3位のモロッコ代表が迎える黄金期
今夏のパリ五輪で若手世代が3位に入ったことも記憶に新しいが、今のモロッコ代表は『アフリカ最強』のチームと言ってもいいだろう。 6日にはアフリカ・ネイションズカップ2025予選でガボン代表と対戦し、4-1で圧倒。スタメンにはパリ五輪でも活躍し、今夏レスター・シティに加入した20歳MFビラル・エル・カンヌス、レアル・ベティスFWアブデ・エザルズーリ(23)ら若手も入っており、オーバーエイジ枠で活躍したパリ・サンジェルマンDFアクラフ・ハキミ、アル・アインFWソフィアン・ラヒミも健在だ。 そこにマンチェスター・ユナイテッド入りを果たしたサイドバックのノゼア・マズラウィもおり、サイドバックは左にハキミ、右にマズラウィと実に豪華だ。 2列目にはスペインからモロッコ代表入りを選択したレアル・マドリードMFブラヒム・ディアス、ガラタサライでプレイするテクニシャンのハキム・ツィエクが入る。ボランチにはフェネルバフチェMFソフィアン・アムラバトもおり、全体的に実力者が揃っている。 ベンチからは昨季のUEFAカンファレンスリーグ得点王&MVPのオリンピアコスFWアユブ・エル・カービ、レヴァークーゼンFWアミーヌ・アドリ、さらにパリ五輪で活躍した197cmの大型MFアミル・リチャードソン(フィオレンティーナ)、20歳のビジャレアルFWイリアス・アコマックが出場しており、若手から中堅まで5大リーグでプレイする者が揃う。 アフリカ・ネイションズカップの予選ではガボン、レソト、中央アフリカと対戦するが、モロッコの敵ではないだろう。目指すは2026ワールドカップでのベスト4以上で、史上最高のモロッコ代表が完成の時を迎えている。
構成/ザ・ワールド編集部