【大阪・京橋】唯一無二! カウンターからできたてが提供されるライブ型アフタヌーンティーセットが大満足すぎた!
オール自家製! セイボリーもしっかり美味しい超満足のアフタヌーンティーセット
こちらが【要予約】のアフタヌーンティーセット(税込5,800円)です。ボタニカルな器に盛られた個性的なメニューがずらり! オープン第一弾目とあって、シェフのアイデアが詰まりに詰まっています。写真奥から、プラリネのパリブレスト。隣に洋梨と栗のマカロン。その隣のきのこのような形をしたスイーツは、コーヒーとキャラメルのムースで、中にはオレンジのジュレが入っています。土台は米粉で焼いたサクサクのクッキーです。一番手前に見えるのは紅玉で作ったりんごのタルト。中央のジュレにはりんごのコンポートも入っています。どれも“ミニ“スイーツなのですが、構成を聞くとパティスリーで作られるプティガトーのように凝った作りです。「味に変化が作れるギリギリの大きさにしています。今(取材日は11月上旬)は秋なので、秋の素材を使おうとすると栗がメインになります。栗メインだと重い構成になりがちなので、できるだけ酸味と合わせるようにしました」一際存在感を放つ無花果のショートケーキ。こちらも“ミニ”スイーツとしてメニューに書かれています。ミニとは…? ぼんやりとした味になりがちな無花果は、カシスで味の輪郭を補っているのだとか。甘さ控えめで、満足感のあるケーキです! こちらに並ぶのがセイボリー3種。カリカリに焼き上げた自家製のベーコンを乗せた栗のパイにナッツも合わさって、甘じょっぱさと食感が楽しめます。薄めに焼いたパリパリのタルトに入っているのは海老のタイ風マリネ。手前には鶏レバーペーストが添えられています。「鶏レバーが苦手な人って多いですよね。でもこの鶏レバーは相当研究して、ほぼ完成しています。苦手な人にも『後悔させないから』と食べてもらってるんです。食を提供するものとして、出したものは『美味しい』と思ってもらう責任を勝手に背負ってるんで(笑)」鶏レバーが苦手な筆者ですが、そのイメージが180度変わるほど美味しいレバーです。苦手なレバー独特の臭みのようなものはありつつも、逆にその臭みが癖になってしまうような、不思議な食体験でした。鶏レバーが苦手な方、ぜひ確かめに行ってみてほしいです! ちなみにドリンクはメニューから3種類までオーダー可能。船場のコーヒーロースター「aoma coffee」のブレンドコーヒーや、「amsu tea」が㐂楽のために作ったオリジナルブレンドティー、日本茶にワイン、ハイボールまで多種多様です。最後の1杯はテイクアウトもできるのは嬉しいポイント! そして、山田シェフのアフタヌーンティーセットで「スペシャリテ」と位置づけられるのが、テリーヌ・フロマージュ&パン・ド・カンパーニュ。ホテルや「ブラウンベーカリー」でパンを焼いていた山田シェフ自家製のパン・ド・カンパーニュに、チーズケーキや鶏レバーを塗って食べることで完成するそうです。チーズケーキはこの一切れでも強く印象に残る濃厚な味わい。黒胡椒とオリーブオイルで仕上げています。ゆくゆく、オンラインショップでの展開も考えているのだとか。お取り寄せが始まるのが楽しみです! 山田シェフのアフタヌーンティーはまだ終わりません! メインプレートを楽しんでいると、追加でパスタが登場します。こちらは無花果の冷製フェデリーニ。フェデリーニというのはカッペリーニよりも少し太いパスタのことで、コシが持続するとのことなので、時間が経っても美味しく食べられます。さらに、ミニサイズの肉まんも登場。肉まんって、あの肉まんですか? 「コロナの休業期間中、すごく暇だったんです。外出もできないので、家に篭ってうどんをうったり、肉まんを作ったりして遊んでいたんです(笑)。小麦粉で遊んでましたね。何回か試作したら、意外とクオリティの高い肉まんができてしまって、今回ようやく日の目を見ることに」秋のセットなので、たねにはポルチーニ茸を混ぜているとのこと、旨味120%の肉まんです。間違いなく㐂楽でしか食べられない個性派! 最後に「栗とラムレーズンのモンブランパフェ」で〆。これまた自家製のラムレーズンアイスにマロンクリームを絞り、フレンチなどでも使用される「カダイフ麺」を乗せ、焼き栗を削って完成。「アイスの下にカカオのクランチを敷いています。そのクランチは一度凍らせているんです。それなら上に乗せたアイスは溶けにくい。アフタヌーンティーセットって、写真を撮る楽しみもありますよね。撮ってる間に溶けてしまわないように」とのことで、本当に溶けておらず、時間が経ったパフェも美味しく食べられました。「溶けるので早めに食べてください」と言うこともできるところ、お客様の楽しみを優先できるアイデア力はさすがだと感じました。