小学生の子どもへのお菓子代ってどのくらいが普通なの?相場を解説
昨今では物価の高騰が顕著であることから、食費が家計に大きな影響を与えるケースは多いはずです。食費の内訳はさまざまですが、無視できないものの1つにお菓子類があります。 大人になると、お菓子をあまり食べなくなることも少なくありませんが、小学生のような子どもがいる家庭では消費が多くなりがちです。 そこで、本記事ではお菓子類における年間支出の平均を解説しつつ、お菓子代を節約する方法も紹介します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
お菓子代の費用相場
総務省統計局が実施した2023年度分の家計調査によると、二人以上世帯における1年間の菓子類の購入金額は、1世帯当たりの平均で9万9520円とされています。1ヶ月当たり約8293円、1日当たりでは約272円になる計算です。 なお、2022年分では年間平均が9万4373円となっており、1カ月当たり約7864円、1日当たりでは約258円となっています。 2022年と2023年での変化において、1日、1ヶ月当たりでは大きな差は生まれていませんが、年間では約5000円と少なくない差が生じています。 購入金額の平均を年代別に見ると、2023年で最も高かったのは40~49歳で11万7768円、次点で35~44歳の11万6006円でした。2022年では35~44歳が11万2781円で最も高く、次点で40~49歳が11万1555円となりました。つまり、菓子類の支出が多いのは40代であることが分かります。 なお、上記の調査における対象はあくまで二人以上世帯です。つまり、子どもを含めた家庭人数や子どもの年齢を考慮して細分化すると、結果が異なる可能性があります。
お菓子代を節約する方法
お菓子代は、食費全体に対する割合としては大きくありませんが、年間単位で考えればかなりの支出になります。そのため、適切かつ効果的な節約ができれば、かなりの支出を抑えられるはずです。 以下に、お菓子代を節約するおすすめの方法をまとめました。 ●大容量の商品を購入する ●特売品を購入する ●1回分の量を事前に決める ●購入頻度を少なくする ●量を減らす ●手作りする ●野菜や果物で代用する お菓子に限ったことではありませんが、一般的には大容量の商品の方が単価が安いため、意識して購入すると節約につながるでしょう。また、特売品や特売日を見極めて購入することも節約には重要です。 1回分の量を事前に決めておくことで、食べ過ぎを防げると同時に消費量や支出のコントロールがしやすくなります。併せて、1回分の量を減らせると節約になります。ただし、満足感の減少や不満の発生につながりやすいため、減らす量には注意が必要です。 メニューや材料、レシピ次第ですが、お菓子やスイーツは手作りの方が安価なことも少なくありません。節約のほかに、味やメニューを子どもの好みに合わせられる点も手作りの魅力の1つです。 物価の上昇により、野菜や果物の値段も上がっていますが、価格によっては代用することで節約につながります。栄養を考慮したレシピでお菓子を手作りすれば、健康面でもメリットがあるでしょう。