石破内閣支持4割台は高すぎる? “危険水域”目前も、ネット上にはJNNの調査方法にクレームが
《これだからオールドメディアは世論を見誤るんだよな》《こんなに支持率が高いはずがないだろ》《ミスリードでは》……。SNS上では懐疑的な声で溢れている。 【写真】森喜朗内閣は最終的に支持率7%だった… JNNが5日夜に公表した世論調査の結果で、石破内閣の支持率が41.4%だったと報じられたことだ。 前回調査から0.7ポイントのダウンで、不支持率は55.2%。石破首相にいつまで総理を続けて欲しいか、との問いに対しては「出来るだけ長く」が22%、「25年予算が成立する春頃まで」が19%で、「直ちに交代」は16%だった。 国民人気が高いとされた石破茂首相(67)だが、総裁選前後の政治姿勢がブレまくり、支持率は4割台と低迷したまま。それでも、ネット上では《高すぎる》といった見方が少なくないようだ。 とりわけ目立つのが「調査方法」に対する批判的な意見だ。 ■ネット投票では石破政権を「大いに評価する」は3.2% JNNはコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方を用いる「RDD方式」を採用。1月4~5日に全国18歳以上の男女2719人に調査を実施し、37.4%にあたる1018人から有効回答を得たとしている(固定電話499人、携帯519人)。 一方、Yahoo!JAPANが投票を呼び掛けている「みんなの意見」によると、「石破政権、どう評価しますか?」との問いに対する反応は「大いに評価する」が3.2%だ。 同社は「統計に基づく世論調査ではありません」と注意書きを添え、メディアの世論調査とは「別物」と強調している。とはいえ、投票者数は2024年12月24日から今年1月7日までの時点で約6.1万人に上るため、「みんなの意見」の方が世論をより反映しているのではないか、というわけだ。 《JNNのサンプル数はたった1000で、固定電話あり。今どき固定電話って年寄りばかりやろ。正しいのか?》 《今は電話よりもネットの方が世論を表していると思うけど。投票も6万だよ》 すでに危険水域に近い低支持率にもかかわらず、「調査方法」にまでクレームが出始めた石破政権の命運やいかに……。 ◇ ◇ ◇ 少数与党に転落した石破政権。24日召集予定の通常国会で果たしてどんなかじ取りをするのか。●関連記事【もっと読む】で『トランプとの首脳会談を控え麻生太郎に教えを請うた石破茂は、“夜の戦友”アーミテージと手を切れるのか』【さらに読む】で『先が思いやられる石破外交…トランプ大統領就任前には訪米せず、会談先送りの吉凶』を取り上げている。