ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文4)正しい判断とは言い難い
かなり対応が遅いのではないか
朝日新聞:これで最後にします、すいません。今日、いろいろ不正の調査とかお客さまへの連絡というのが本格化したように受け止められましたけれども、一方で地銀の対応を見ると、すでに2週間前には始まっていたものが、ゆうちょではようやく今日始まった、進み始めたという印象を持ちました。かなり対応が遅いのではないかと思いますが、その点はどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 田中:そういうご批判、ご指摘については真摯に受け止めて、私どもも汗をかかなきゃいかんなと思います。先ほど申し上げたように、今回、池田社長のリーダーシップもあって、補償のところとかも含めても、私どもとしても目標期限をお出ししておりますので、そういうところも含めて今後、銀行を挙げて対応してまいりたいという具合に思っております。 司会:それではご質問のある方は挙手をお願いします。【***** 01:08:22】から2列目の方。 男性:こちらお願いします。
客がチャージしたプリペイドの金額が送金されたのか
ITmedia ビジネスオンライン:ITmedia ビジネスオンラインの秋山と申します。先ほど別の質問でもあったところの確認からになるんですけれども、mijicaの送金は、全てすでにお客さまのほうでチャージされたプリペイドの金額が送金されたという理解でよろしいでしょうか。 田中:念のため、申し訳ないけど確認していただけますか。それでいいと思いますけど。 事務局:mijicaからの送金が、チャージされてからじゃなくて、口座から、送金という行為のときに口座からいったん、一瞬というか、システムとして【チャージ*****01:09:16】通って送金されるということになっています。 ITmedia ビジネスオンライン:ゆうちょの口座から、その場で振り替えして送金されたという。 事務局:チャージされて、それで送金された。送金という行為が乗っ取られない限り、そこはもう勝手に進められていると。あとは、そこはお客さまのカード【******01:09:39】、送金のところが乗っ取られたことによって【*******01:09:46】が出てくるという【****** 01:09:46】。 ITmedia ビジネスオンライン:では普段、mijicaを持っているけれどもあまり使っていなくて、プリペイドもされていないお客さまでも、そうやって被害に遭う可能性があるということでしょうか。 事務局:プリペイドされてなくても、そこになくても被害に遭うことはあったと思います。 ITmedia ビジネスオンライン:ありがとうございます。mijicaの点で、別の点になりまして、パスワード等を間違えてもロックが掛からない仕様だったという指摘があると思うんですけれども、そういった理解でよろしいでしょうか。 事務局:はい。 ITmedia ビジネスオンライン:ロックが掛からない仕様は、パスワードのみでしょうか。それともIDだったりほかの情報でも、間違えてもロックが掛からないという状態だったんでしょうか。 事務局:ID・パスワードについてもそうです。 ITmedia ビジネスオンライン:ありがとうございます。そうしたセキュリティー保護について、導入時に、通常は3回間違えたらロックをするだとか、何回間違えたらロックするという仕様を入れることも多いと思うんですけれども、ロックの仕様を入れなかったのはどうしてなんでしょうか。 事務局:当時の仕様を作った段階ではそこまでの認識がなかったということだと思ってますが、今回の状況を踏まえてロックを、【***** 01:11:01】、しっかりとしたセキュリティー対策が【***** 01:11:05】対応したいと思っています。