ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文4)正しい判断とは言い難い
顧客の声にどう対応していくのか
時事通信:時事通信の伊藤と申します。池田社長にお伺いしたいんですけれども、先ほど情報開示の点で、顧客の、被害者、被害に遭われた顧客の不安解消のためにもう少し感度を高めてというご発言があったかと思うんですけれども、お客さまの相談であるとかご指摘みたいなものを個々の事例として捉えるのではなくて、それが全体に大きな影響を与えるかもしれないという観点で、声を1つ1つすくい上げて全体の運営の改善に生かすかどうかというのは、まさにかんぽ生命の話でも顧客からのボイス、個別の苦情が、背景に何か大きな問題があるんじゃないかという観点も、そういったものがあるかどうかっていうことも1つ問われていたと思うんですけれども。 お伺いしたいのは、10月には、郵政グループ全体として考えれば10月にはかんぽ生命の代わりとしての営業再開もあるという中で、顧客からの声にどう対応していくか。その具体的な対応策としては情報開示であるとか、今回の不正であればいったんサービスを止めて、でもその問題を解決して対策をしていくかどうか。これは、ケース・バイ・ケースというよりも、全体のガバナンスというか、マネジメントの考え方っていうのがまたあらためて大事になってくるかなと思うんですけども、10月にかんぽが再開されるというこのタイミングで、全体として、もし持株に対して全体の【*******01:15:18】、今どういうところで捉えて、どういうふうに解決していこうと考えていらっしゃいますでしょうか。
グループとして10月の最初からスタート
池田:十分、グループとして10月の最初からスタートすると。それでお客さまへの信頼回復への、お客さまとの接触をしていくというのは、これは同じようにやっていくつもりでございます。 先ほどのセキュリティーについてのご質問のところで、一番大きなのは、私自身も今、サービス向上委員会っていうのをつくっておりまして、今年の2月からスタートして、そこの大きな目玉っていうのは、木があれば森があるだろうと、西がありゃ東、ご指摘の、そのとおりなんです。そういうような訓練を、体質をつくっていかなきゃいけないっていう思いがございまして、それをうちの中に浸透させていっております。ですから具体的に10月5日のは同じように進んでいきますと。 この状況については逐次、グループ、持ち株会社と状況を、話をしながら、支障にならないように、お客さまの信頼回復という点で、それから、しかも今回のディスクローズ、それから不正送金というものの補償、これを早くするっていうのがそれと連動するものだと思っておりますので、お客さまのおわび行脚っていうのはもちろんわれわれもやりますけれども、こちらも両方で、両建てでしていきたいと思っております。 時事通信:もう1点。先ほど田中副社長のほうから、タスクフォースでの議論として、セキュリティーの堅牢性の確認と点検とともに、どの段階でサービスをいったん停止すべきかとかという、運用といいますか、のことについてもタスクフォースで議論されるのではないかというような趣旨のご発言だったと思うんですけど、あらためてタスクフォースのマネージというか、タスクフォースではそういう、運用であるとか、あるいは例えば情報開示の条件っていうのがより早い段階で公表するっていうような指針というか、【***** 01:17:43】というようなところまで議論しているのか、その点をお伺いします。 【書き起こし】ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見 全文5に続く