【陸上】400mH・川上大智が51秒95で制す!大会新Vの400mと2冠 女子100m大石夕月が11秒台で優勝/IH四国
インターハイ四国地区大会(6月15日~17日/高知・春野総合運動公園陸上競技場)2日目 インターハイ四国大会の優勝者一覧をチェック! 福岡インターハイを懸けた四国地区大会の2日目が行われ、男子400mハードルでは川上大智(観音寺総合3香川)が51秒95で優勝。2年連続で400mとの2冠を達成した。 前日の400mでは大会新記録の47秒21をマーク。400mハードルでも51秒65の大会記録更新を目指していたが、自身が望んでいた結果ではなく、フィニッシュ後は悔しさをにじませた。 「ちょっと焦って、いつも通りのハードリングができなかったです」と川上。8レーンを走った川上の隣の9レーンには前日の110mハードルで14秒34の大会記録を樹立した酒井大輔(四学香川西2香川)がいた。 酒井と競る際は「中間点付近で前に出る」ことが多いそうだが、「いつもより遅れた」ことで精神的に動揺。それが原因で「第3コーナー付近でうまく走ることができなかった」とレースを振り返る。 それでも「51秒台で安定したのは成果」と胸を張る。3月の全国高体連強化合宿に参加したことでハードリング技術の未熟さを実感。そこから課題の克服に努め、6月2日の県大会で51秒48をマークしていた。 インターハイに向けては、「優勝を狙いたい。県高校記録の50秒71は絶対に更新したいです」。四国高校記録でもある50秒71は高松北で顧問を務める河北尚広先生が1998年に記録したもの。学校こそ違うが、河北先生にアドバイスをもらうこともあるそうで、結果で恩返しを誓っている。 男子円盤投は50m25の自己記録を持つ田窪一翔(FC今治明徳3愛媛)が47m86で優勝。同砲丸投ではU18大会3位の実績を野中豊仁(生光学園3徳島)が15m57で制した。 走高跳では藤井優作(城南3徳島)が自己記録を4cm更新する2m10でV。100mでは畠中寧樹(済美3愛媛)とマルティネス・ブランドン・ボイド(四学香川西3香川)の競り合いに。10秒78(-1.5)の同タイムだが、1000分の5秒(10秒774/10秒779)で畠中が制した。 女子では100mで大石夕月(安芸3高知)が11秒97(+0.1)でトップ。岡林沙季(高知農2高知)が12秒00で続いた。棒高跳では3m30で3人が並び、無効試技数が最も少なかった野田愛莉(観音寺一3香川)が優勝を飾った。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
馬場遼/月刊陸上競技