【動画】19日の天気 - 急な雷雨と猛烈残暑に注意 沖縄と奄美は台風14号の影響残る(19日7時更新)
きょう(木)も引き続き急な雷雨と猛烈な残暑に注意が必要です。台風14号の中心は次第に沖縄や奄美から離れていきますが、まだ影響は続きそうです。
本州に停滞する秋雨前線に向かって、南から湿った空気が流れ込みます。特に前線に近い北陸や東北南部、関東甲信を中心に大気の状態が不安定になりそうです。
北陸や東北南部は午前を中心に雷を伴い激しい雨が降るでしょう。午後は関東で雨の範囲が広がり、夕方以降は東京都心でもザっと雨の降ることがありそうです。また、九州南部も宮崎県を中心に台風14号からの湿った空気の影響で、激しい雷雨になる見通しです。
台風14号はここ最近の台風と比べると動きが速く、きょう(木)は沖縄本島や奄美地方からは次第に離れていくでしょう。しかし影響はまだ続くのでお気をつけください。
あす(金)の朝にかけて予想される雨の量は多いところで九州南部や奄美で120ミリ、沖縄で100ミリです。まだ非常に激しい雨の降ることがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。また、川の増水や強風、高潮、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意をしてください。
そして、猛烈な残暑になりそうなのが、東海と西日本です。福岡37℃など体温を超えるような危険な暑さになるところもあるでしょう。9月後半ですが、熱中症対策は万全にしてお過ごしください。 一方で秋雨前線の北側には乾燥した空気が流れ込みます。北海道や東北北部はカラッとした晴天になるでしょう。 (気象予報士・菊池真以)