埼玉県と千葉県で37℃台 東京都心で最も遅い猛暑日 19日(木)も暑さ対策を
きょう(水)も西日本の日本海側や関東を中心に厳しい残暑が続き、14地点でで9月1位の記録を更新した(午後3時半現在)。太宰府(福岡)で37.5℃と、猛暑日は今年60日目となり、最多記録をさらに更新している。東京都心でも正午前に35.1℃まで上がり、統計開始以来最も遅い猛暑日となった。
西日本や東日本の太平洋側は晴れた所が多く、午後は西日本の日本海側を中心に14地点で気温が37℃台に達し、舞鶴(京都)は37.9℃と全国で最も気温が高くなった。舞鶴の37.9℃は9月として2位の値だが、1位(38.3℃)記録が9月1日(2010年)と早い時期だったことを踏まえると、いかにきょう(水)の高温が異例であるかがうかがえる。
関東もかなり蒸し暑くなり、越谷(埼玉)37.4℃、牛久(千葉)で37.0℃、鳩山(埼玉)36.9℃など、9月後半としては異例の残暑となった。また、東京都心でも正午前に35.1℃まで上がり、過去最も遅かった猛暑日の記録(1942年9月12日)を塗り替えている。
暑さいつまで?
あす(木)も、西日本を中心に厳しい残暑が続き、35℃を上回る所がありそうだ。東京は34℃予想だが、湿気が多く不快な状態が続く見込み。20日(金)も太平洋側を中心にまだ気温が高く、かなり蒸し暑くなりそうだ。東京は再び気温が35℃に達する可能性があり、猛暑日の遅い記録を更新する可能性がある。
前線の南下に伴い土日は雨の降る所が多く、猛暑が続いていた地方も極端な暑さはおさまる見通し。ただ、今ごろとしてはまだ高めの気温で、じめじめとした空気感はしばらく続きそうだ。きのう(火)午後、全国に「高温に関する早期天候情報」が発表された。東北以南は今後2週間、基本的に気温が平年より高く、とくに23日(月・振替休日)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなりそうだ。 (気象予報士・高橋和也)