【ボクシング】比嘉大吾、引退撤回し世界戦!王者・堤聖也と対決へ「復帰した理由は多々ある」再戦へ意欲
2025年2月24日(月・振替休日)に開催される『Prime Video Boxing 11』有明アリーナの会見が都内にて行われ、[WBA 世界バンタム級タイトルマッチ]で王者・堤聖也(29=角海老宝石)と挑戦者・比嘉大吾(29=志成)の対戦が27日、都内で開催された記者会見で発表された。95年生まれの同級生、普段から仲がいいという2人で世界のベルトを争い戦う。 【フォト】堤vs比嘉、前回の流血激闘! 王者・堤聖也は『Prime Video Boxing 10』WBA 世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真に挑戦。劣勢の声が多い中で12Rを戦い抜き見事判定勝利を収め、新王者に輝いた。比嘉とよく連絡を取り合っているという堤は会見で「比嘉は引退したかと思っていたが。超攻撃的なアウトボクサー。フライ級のときとは違うボクサーになっている。 すごいパワーと瞬発力あって。豪快さとテクニック。そういうものも持っている選手」と評価した。初防衛戦に挑むことに関しては「今回もしっかり覚悟を持って準備して。僕のやってきたボクシングがリングの上で発揮できれば」と思いを語った。 一方の比嘉は9月に[WBO世界バンタム級タイトルマッチ]で王者の武居由樹に挑戦。ダウンを奪うシーンもあったが、3-0(115-112、114-113×2)の僅差判定で武居に軍配が上がった。 試合後の会見では「思い残すことはない」と引退を表明していた。今回その引退撤回となった比嘉は会見で「前回でやめるつもりだったが復帰した理由は多々ある。就職先が見つからず、どうしようかなと思ってましたが、ある朝起きたら『よし。やろう』と決めました。12月から人が変わったように練習しています。この1ヶ月毎日筋肉痛」と練習を追い込んでいるようだ。今回試合を受けたことについては「世界戦だったから」と答えた。 決してお金のためではなく。ボクシングが好きになりもう一度、ベルトの獲得に意欲を示したようだ。 2人は過去にアマチュアでも対戦。またプロでは20年10月に対戦し、結果はドローとなっている。比嘉は「アマもプロでも勝ったことはない。次はしっかりお互い仕上げてくるので頑張りたい」と改めて意気込んだ。前回のように激しい試合になることは必至。さらにパワーをつけている印象の比嘉だがその激闘に期待だ。