余命8年から奇跡の復活!? 石田純一さんの肝臓と腎臓はいま
窮地からは脱した? 検査結果はいかに
少々不安だが、一にも二にも検査。 都内の〈クリントエグゼクリニック〉で最新のMRIなどを駆使して肝臓や腎臓を徹底的に調べた。 「ここまで細かい検査は初めて」と、石田さん。今回検査を担当した縄手祥平先生、いかがでしたか? 「血液検査の結果、異常が見られたのが中性脂肪とγ-GTPの2つ。前者は150以下が正常ですが175、後者は75以下が正常ですが89でした。それ以外は正常範囲内で腎臓の機能低下などもなく、腫瘍マーカーも陰性でした」 イェーイと喜ぶ石田さんを「画像検査の結果は」と遮る縄手先生。 「MRIで軽度~中等度の脂肪肝と判明。また胆囊に胆石が複数ありました。今後もそれなりの量のお酒を飲み続けると胆石が大きくなり、胆石発作のリスクが上がります」 「1日にワインを3分の2本以上は飲まないそうですが、石田さんの数値なら1週間で摂っていいアルコールは100g。1日で考えれば、グラス1杯~1杯半程度。 焼酎は度数が高いので1杯がせいぜいかと。症状の進行を抑えるには徐々に飲酒量を減らすことと、睡眠中の脱水対策として就寝前の水分補給を推奨します」 心配な点もあるが、余命8年の窮地からは一旦脱した(!?)石田さん。 「思っていたよりいい結果でしたが、油断はしていません。お酒も減らす方向で…(小声)。不健康になるよりは健康でいたいですからね」
取材・文/門上奈央 撮影/石原敦志 協力/プリメディカ(初出『Tarzan』No.870・2023年12月14日発売)