「新型コロナ」今シーズンの定期接種、新たに開発するワクチンを使用する方針へ 厚労省が決定
厚生労働省が決定したワクチン接種の方針への受け止めは?
編集部: 厚生労働省の専門家委員会が決定したワクチン接種の方針への受け止めを教えてください。 中路先生: 今回の厚生労働省の専門家委員会の決定は、今後のウイルスの変異がJN.1から続いていくことが想定される中、JN.1系統やその下位系統に対応したワクチンの使用を推奨した点で先手を打つ形となるので、適切であると考えます。ただし、全く予想しない新たな変異株が登場する可能性はゼロではないため、今後も感染の推移を慎重に見守っていくことが重要と考えます。
編集部まとめ
厚生労働省の専門家委員会は、今年度の新型コロナウイルスワクチンの定期接種について、オミクロン株の新系統JN.1やその派生型に対応したワクチンを使う方針を決めました。ワクチン接種については、今年度から65歳以上の高齢者らを除き、一部自己負担が求められることに変わったので注意が必要です。
【この記事の監修医師】
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。