「より高弾道で止める球を」 久常涼の個性的なセッティング
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70) 【画像】久常涼の分厚いボディ PGAツアールーキーの久常涼は母国開催の「ZOZO選手権」に出場。岡山県出身の22歳はこれまで同大会に3度出場し、2021年は52位、22年は12位、23年は6位と年々成績を上げている。 2023年の「レース・トゥ・ドバイ」ランキングによりPGAツアーのツアーカードを獲得し、これまでPGAツアーで出場24大会で予選通過14回。トップ25入り6回、トップ10入り1回(2024年「ウィンダム選手権」での3位)を記録。PGAツアーにおけるパーオン率は堂々の21位、フェアウェイキープ率は46位。現在のフェデックスカップ秋季ランキングは93位につけている。 アコーディアゴルフ習志野CCにて、PGATOUR.COMはテーラーメイドと契約する彼のバッグの中身と、そのクラブを使う理由を聞いた。 その中で久常は16.5度の4番ウッドと21度の6番ウッドを組み込んだ個性的なセットアップを明らかにした。ティショットのスピン量のランキングは160位、弾道の高さのランキングは60位で、飛距離と止める力を最大化させるべく、少しでも高さの出せるクラブを模索している。若干ロフトの高いテーラーメイドQi10フェアウェイウッドは、彼の求める高さを実現してくれるのである。 「4番と6番ウッドを使っているのは、他の選手たちと比べると変わっているかもしれません。(6番ウッドは)21度です。これでより高い弾道が打てます。これで240ydほど打てます。高いボールを打てるので、ボールを止めることができます。PGAツアーでは、遠くへ飛ばさなければならないコースがあるので、このウッドは僕にとって重要な役割を果たしくれます」
アイアンは複合セットで、最近はテーラーメイドの新しいP7CBの4番アイアンも使い始めたが、これも高い弾道を実現するのに一役買っているという。それ以降の番手はテーラーメイドP7MC(5番~PW)を使っている。 「4番アイアンだけ新しいP7CBを使っています。220から230ydの高いショットを打つ際に役立ちます。5番からピッチングウェッジはP7MCで、これも頼りになります。僕にとって最重要ポイントはより高い弾道を打つことなので、かなり役立っています。ピンの近くを狙えますからね。これをここ1年にわたり使ってきました」
また、3本のテーラーメイドMG4ウェッジ(54度、56度、60度)を使用しており、ロブウェッジはタイガー・ウッズ仕様のグラインドとなっている。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)