ヤンキース NYメディアが辛辣「場違いなチームに見えた」痛恨3連敗でスイープ危機 スタントンの走塁は米トレンド1位に
「ワールドシリーズ、ヤンキース2-4ドジャース」(28日、ニューヨーク) ヤンキースが痛恨の3連敗で崖っぷちに立たされた。4万9368人が詰めかけたヤンキースタジアムは重苦しい雰囲気に包まれ、試合終盤には空席が目立つ状況に。ニューヨークメディアやファンは辛辣な言葉を並べた。 【動画】米国でトレンド1位になったスタントンの走塁「重りをつけてる?」「笑うほど遅かった」 ニューヨークポストの名物記者、ジョン・ヘイマン氏は「ヤンキースはワールドシリーズに復帰するのに15年かかり、復帰した時には場違いなチームに見えた」と自らのコラムでバッサリ。さらにスタントンが四回に本塁で憤死するとまたたく間にトレンド1位に。「重りをつけて走っているのか?」「笑ってしまうほど遅かった」とファンも辛辣だ。 初回にフリーマンに3戦連発となる先制2ランを浴びると、三回にはベッツにタイムリーを浴びた。先発のシュミットは4四球を与えて3失点で三回途中KO。あっさりと主導権を渡してしまった。 さらに主砲のジャッジが不振にあえいでおり、今シリーズは単打1本で3試合連続三振を喫するなど打率が1割を切る状態に。最終回にバーデューゴが2ランを放って完封負けは阻止したが、反撃もここまでだった。 ブーン監督は「我々は明日の試合に勝とうとしている。次の試合でリードを奪って勝利し、さらに次の1勝を採る。そこから先に進むことを目指している」と前を向いた。ヤンキースは1963年にドジャースとワールドシリーズを戦った際、スイープで敗れており、61年前の屈辱が眼前に。試合中に離れたスタンドのファンに報いることができるだろうか。