【有馬記念・厩舎直送】復調途上の天皇賞・秋でも見せ場十分! ベラジオオペラは「全部が良くなった」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] ベラジオオペラ(牡4・上村)は天皇賞・秋6着後、一旦、短期放牧を挟んでグランプリの舞台に駒を進めてきた。中間の動きに問題はなく、栗東ウッドの1週前調教(11日)では6ハロン79・7―11・2秒のタイムをマーク。18日に予定されている最終追い切りで、きっちりと態勢が整いそうだ。 月野木助手は「体は今で520キロくらい。(輸送と追い切りで)10キロくらいは減るかなと思うけど、細くなりすぎることはない思う。(前回と比べて)歩き方、しぐさなど全部が良くなった。全然違うよ」と近況を報告する。 良化途上の前走でも見せ場はあった。最後まで脚が続かなかったが、内々から抜け出しかけるシーンを演出してGⅠ馬の力を示した形だ。「夏負けの影響が尾を引いていた状態であそこまで走ったのはビックリした。能力があるんだなって。コースはどこでも走るし、(2500メートルの)距離はうまく運べればね。ひっかかる馬ではないから」と同助手。2000メートルを超える距離では勝ち鞍こそないが、2200メートルの京都記念2着、宝塚記念3着、2400メートルの日本ダービー僅差4着の実績がある。 勝てば、2017年キタサンブラック以来となる同年大阪杯勝ち馬による有馬記念制覇。鞍上の横山和にとっては父・典弘(96年サクラローレル)、弟・武史(21年エフフォーリア)に次ぐ〝父子グランプリ制覇〟がかかっている。
東スポ競馬編集部