【中学受験】合格のために両親が絶対に「やってはいけないこと」と「やるべきこと」
親に楽しみがあると、子どもは受験に強くなる
お父さん、お母さん、今中学受験ばかりに注目して、肩に力が入ってしまい、眉間(みけん)にシワが寄っていませんか? たまにはお子さんのことを離れて、気分転換をしましょう。 カラオケでも水泳でも、スイーツ食べ放題でもいい。とにかく「楽しみ」をお持ちください。親がおおらかでいる、もしくはおおらかなフリをすると、子どももおおらかになって、結局戦いに向かう気持ちも強くなっていきます。これは、アドラーの心理学でも紹介されている法則です。 中には「子どもが勉強しているのに、自分だけ楽しんだら悪い」と話す親御さんもいらっしゃいます。 たしかに、あまりにこれ見よがしにならないようにとは思いますが、そのあたりは程度を見ながら、上手にやりくりしましょう。要は、親御さん自身が心の余裕を持っているかどうか、です。のほほんとした親御さんの顔を見るだけで(のん気なフリをしているだけだとしても)、不安な子も、 「うん? 私も大丈夫かもしれない」 などと、なんとなく思えてくるものなのです。 親御さんは「軍師」。「兵士」たるお子さんの戦いの全体を見渡す、冷静な目を決して忘れてはいけません。そしてその姿勢をキープするには、軍師自身がコンディションを整えていなくては、役目も全うしづらいです。睡眠をとり、楽しみを持つのも仕事のうち。中学受験という戦いの最中であるからこそ、なるべく心身ともに健やかにお過ごしください。
▼著者プロフィール▼
長谷川 智也 ブログ名はジュクコ。1980年兵庫県明石市出身。高卒の両親のもとに育つもハードな中学受験を経験。白陵中学校・高等学校を経て、東京大学卒業後、大手塾に勤務、人気講師となる。2009年独立してフリーランスの「プロ家庭教師」に。既存の固定観念にしばられない、生徒個人を見つめた指導で数々の実績を上げる。独自のプログラム「究極の受験セカンドオピニオン・スーパーコンサル」は年間300件を超える申し込みが殺到する。甲冑メタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても本気で活動中。 著書には『中学受験 論述でおぼえる最強の社会・理科』『中学受験 論述でおぼえる最強の理科』(エール出版社)、『中学受験 自走モードにするために親ができること』『自考モードにする 中高6年間の過ごし方』(講談社)などがある。 今回紹介したのはこちら! 『中学受験 奇跡を引き出す合格法則 予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える』 長谷川 智也 (著)/講談社