カブス鈴木誠也が地元メディアからボンズ、ルースらレジェンドに並ぶことを期待されている意外な記録とは?
そして、「この(短期間の)数字の例をシーズントータルの数字と比較して考えたい人に向けてだが」との断りを入れた上で、「シーズンの全試合数と同じだけ四球を選んだ選手は歴史上4人しかいない。バリー・ボンズ(3度)、テッド・ウィリアムズ(3度)、ベーブ・ルース(1923年)とマーク・マグワイア(1998年)だ」と、鈴木がシーズンの試合数以上の四球を選ぶという記録でレジェンドに並ぶ可能性があることを示唆した。 現在鈴木はカブスが消化した試合数「9」に並ぶ「9」四球を選んでいることから、こういう記録のピックアップなされたのだろう。メジャーのシーズン最多四球記録はボンズが2004年にマークした232。ちなみに鈴木の四球9はナショナルズのファン・ソトの12、ブレーブスのマット・オルソンの11に次いでナ・リーグの3位タイにつけている。 MLBの公式サイトも「鈴木が4号本塁打、尋常でないほど優れた我慢強さでカブスに力を与える」との見出しを取り、鈴木の選球眼を称賛した。 記事はカブス勝利の3つの要因を紹介し、そのひとつとして「パワー、忍耐力、そして鈴木に対する敬意」と記し、「これまで鈴木のパワーは素晴らしかった。彼の選球眼は尋常でないほど優れている。今、この新人強打者(の鈴木)は相手投手から敬意を手に入れ始めている」とし5回の申告敬遠の場面を伝えた。 さらに「(2四球と1本塁打で)3度出塁した。彼はまだ(メジャー移籍後)35回打席に立っただけだが、日本からメジャーへの移行は最初からスムーズだ。鈴木は4本塁打に加え、打率.400、出塁率.543、長打率.960の成績で、三振率と四球率は同一(25.7%)で(打席当たりの得点創出の多さを示す指標である)wRC+は284(%)となっている」と紹介。 同記事によるとカブスのデビッド・ロス監督も「鈴木が傑出しているのは、打席でどれだけ冷静かということだ。選球眼や打撃のコンタクトの良さについて評価されているが、彼は打てる球を見つけ出し、スピードにも慣れ、嫌な変化をするようなボールでもストライクゾーンの外であれば追うことはしない。実に素晴らしい」とコメントしている。 今日18日(日本時間19日)からは本拠地のリグレーフィールドでレイズとの3連戦。第一戦では昨季10勝6敗の左腕シェーン・マクラナハンとの対戦となる。