いよいよレースに向けてカスタマイズ開始!【国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.3】
細かな位置調整が可能なシフトレバー
「ZETA RACING リボルバーシフトレバー」は6段階のチップ位置調整が可能なシフトレバー。ステップとの距離は最大で10mm変化できます。強度も向上。 リアブレーキペダルは「ZETA RACING トリガーブレーキペダル」。2段階のポジション選択と可倒式チップを組み込んだブレーキペダルで、ブレーキセイバーが付属しています。メーカーいわく「純正に近いなめらかな形状」とのことですが、初回走行時から違和感なく使えてヘビーデューティ。これもマストアイテムですね。 「ZETA RACING アルミニウムフットペグ」は前後幅57mmのワイドなステップ。ステンレスピンがブーツのグリップ力を高めてくれます。 純正は鉛バッテリーが装備されていますが、軽量化のため「DRC タフスターリチウムバッテリー」に変更します。
長年愛用し続けきたIRCエンデューロタイヤ
リアタイヤは「iRC GX20(140/80-18)」、フロントは「iRC GX20(90/90-21)」を装着します。GX20は公道走行も可能なFIMレギュレーション(ブロック高13mm以下)に対応したタイヤです。FIMタイヤは私が参戦するJECシリーズだけでなく、近年はゲレンデを使用したJNCCのクロスカントリーレースでも義務化されるなど、需要が確実に広まっています。そんななかでもGX20はトップライダー釘村忠選手を開発陣に迎えて作り上げてきたもので、耐摩耗性とトラクション性を両立させたもの。7月28日に開催されたJNCC MIAスキーリゾートではGX20を装着したライダーが軒並み好成績を残していて、荒れた路面でのグリップ力を証明していました。リアの中身はたまたま保存していたDUNLOP製ムースに、フロントはYZ125X用に購入していたX-GRIP製ムースを入れてパンクのリスクをなくします。
暫定2.229gの軽量化に成功!
タンデムステップなど不要なものを取り外して軽量化。下記はバッテリーやテール周りのパーツ換装は反映していませんが、現時点では以下の通り。トータルで3kg以上の軽量化は確実です。 ●ハンドルバー:929g→789g(-140g) ●バークランプ:36g→26g(-10g) ●エキパイ:794g→693g(-101g) ●サイレンサー:6300g→3400g(-2900g) ●チェーンガイド157g→319g(+162g) ●スイングアームプロテクター左右:(+928g) ●純正ヒールガード取り外し:(-101g) ●フレームガード装着:34g→224g(+190g) ●リアブレーキペダル:320g→277g(-43g) ●シフトペダル:154g→103g(-51g) ●スプロケットカバー:156g→119g(-37g) ●フットペグ左右:450g→334g(-116g) ●フロントスプロケット:163g→112g(-51g) ●ハンドガード:(+264g) ●ブレーキレバー:75g→99g(+24g) ●クラッチレバー:63g→96g(+33g) ●サイドBOX+純正車載工具取り外し:(-451g) ●タンデムステップ取り外し:(-219g) ●ヘッドライトガード装着:(+390g) マイナス2.229kgの軽量化