エアコンは「つけっぱなし」のほうが電気代がかからないと聞きました。日中は仕事で家にいませんが、それでもつけていた方がいいのでしょうか?
エアコンをつけっぱなしにした場合とオンオフを繰り返した場合、また日中不在の場合の電気代を解説します。また、エアコンの効率的な使い方や最新エアコンの省エネ機能についても紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンはつけっぱなしにしたほうがいい?
パナソニック「エオリア」調べによると、夏の睡眠時にエアコンを一晩中つけっぱなしにしている人は「28%」という結果でした。一方、一晩中つけっぱなしにしない理由としては「電気代がかかるから」が一番多い結果となりました。 同調査にて実際に夏の夜間、朝まで8時間使用した場合を調べたところ、1時間当たりの消費電力(冷房時)は平均92ワットとなり、8時間で約23円という結果も発表されています。 外気温と設定温度の差が大きいほど、エアコンの消費電力量が多くなるため、夜間は昼間よりも電気代はかからないでしょう。エアコンは室温を適温にした後、温度をキープするために使用する電力量は少量であるためです。 夜間だと「エアコンはつけっぱなにしたほうが電気代は安い」のは正解となることもありますが、温度差の大きな日中は不正解となるため注意が必要です。
つけっぱなしによる電気代の差
ダイキン工業株式会社が実施した「エアコンはつけっぱなにした方が電気代は安い」を検証したデータが公表されています。最高気温36.3度で天気は晴時々曇、エアコン設定は冷房26度の自動風量で設定しています。 9時~23時まで「つけっぱなし」と「30分ごとに入り切り」で運転したところ、9時~18時の時間帯は30分間であればエアコンを切らずに「つけっぱなし」にしたほうが消費電力量は少ないという結果でした。 ただし、外出する時刻や時間が長いにもかかわらず「つけっぱなし」にしていると「こまめに入り切り」するより消費電力量は多くなりました。30分以上外出してエアコンを消す場合には、つけっぱなしにしているよりも電力消費が減っているためです。 日中は外気温との差も大きいため、仕事で長時間不在となる場合にはエアコンは切った方が電気代がかからないでしょう。