カラスから助けた猫は…? 定年後の人生が激変「お父さんと猫」の愛の物語、その後
お父さん、今も若返り進行中!
もともと動物好きだったというお父さんとお母さん。衰弱している子猫をみたら、お母さんもいてもたってもいられなくなり、子猫用のミルク買わんとね”と優しくつぶやき、熱心にケアをしたという。そして、小さな黒猫は、『るる』ちゃんと命名された。 そんな風に始まったるるちゃんとの生活だが、 「今では、父同様に母が一番かわいがっています。そして、以前もお伝えしましたが、何よりも父が驚くほど若返ったんですね。母がるると過ごす父の姿をたびたび撮影し、送ってくれるのですが、その姿が今まで見たことがないやさしくて幸せそうな表情の父で、僕ら子どもたちもみていてとてもうれしくなりました。そのことをSNSにアップしたら、多くの方から、本当に若返っていると反響をいただいて(笑)。しかも、驚くべきことに、父の若返りは今も進行中です」(息子さん) 「そして、父は外見だけでなく、性格もるるが来てからとてもやさしくなったと思います。ケーキなんて今まで買ってきたのを見たことがないですが、るるという家族が出来てから、そういう場面も生まれるようになりました。 また、最近両親は、るるは『人間の言葉が分かるんじゃないか?』と思うようになってきています。『るるおいで』と言うとこっちに来たり、『最近太ったかな』と言うとそのあと素っ気なかったり、『可愛い』と言うとスリスリゴロンとし、『出掛ける』と会話しているとソワソワし始めるそうです」(息子さん)
たくさんの幸せを運んでくる幸福猫だった!?
お父さんが若返っただけでなく、お母さんもお父さんとるるちゃんの日々を記録する、という新しいアクションが生まれた。 「母はスマホの撮影機能もほとんど使用したことがありませんでした。でも、るるが家に来たこと、父と過ごしている姿を見せようと、スマホで撮影をし始めました。最初は撮影に苦労していたようですが、今では撮影自体が楽しいようで、いろんな場面の写真を送ってくれます」(息子さん) 写真の腕もメキメキ上達されたようで、お父さんやるるちゃんのナイスな表情を撮り逃さないという名カメラマンの姿も発揮されているという。 「写真が上手になったというだけでなく、母の写真は、るると父への愛情が感じられるんですよね。猫と暮らしている人であれば、本当に些細な日常の風景なのですが、その些細な、当たり前の毎日の写真が本当に愛おしいな、と母の写真を見て感じるようになりました。 母は『夫婦喧嘩になってもるるが取り持ってくれる』といい、父は『るるが生き甲斐になっている』と話し、るるは、両親にとってなくてはならない家族になっています」(息子さん) さらに、2024年は弟さんが結婚されたという。そこにもるるちゃんがキューピット的な役割をしていたという。 「結婚の話が出る前に、弟の彼女(現在は妻)が、『るるに会いたい』と実家に遊びに来たんです。その出来事がきっかけに、一気に話が進んで結婚することに……。るるがキューピットだったのかな、と家族で話しています(笑)」 様々な変化や幸せを呼んだ、るるちゃんとの出会い。2025年も息子さんにお話を伺い素敵な写真や出来事をお届けしたいと思っている。お父さんもお母さんもるるちゃんもお元気で!
FRaU編集部