オリックス・高島泰都 多彩な役割を担って「来年につながる、すごく良い経験」/即戦力と言われて
ドラフト5位で今季入団した社会人出身右腕が、即戦力の働きを見せた。高島泰都はプロ1年目の今季、21試合に登板して2勝2敗4ホールド、防御率4.02の成績をマーク。9試合で先発登板を任されたが、救援でも奮闘。多彩な役割を果たし、10月30日には自身初の契約更改交渉に臨み、1300万円増の2000万円(金額は推定)でサインした。 【選手データ】高島泰都 プロフィール・通算成績 球団からは「1年目から、ケガなくしっかり投げてくれた。難しいポジションだったと思うが、本当によく投げてくれた」と評価されたと言う。自身も「いろんな役割が経験できたのは、来年に向けてつながる。すごく良い経験ができたシーズンだったと思います」と笑顔を見せた。 5回無失点でプロ初勝利をマークした8月8日の西武戦(京セラドーム)では、試合後のヒーローインタビューで堂々の“入籍発表”を行った。8月4日に婚姻届を提出したばかりで、直後の登板で妻を喜ばせる投球を披露。そうした活躍もあり、増額となった契約更改では「すごく支えてもらった。奥さんから(任天堂)スイッチの良い画質のものが欲しいと言われたので、それをプレゼントしたいなと思っています」と白い歯をこぼした。 ファンからは『王子から来た王子様』のフレーズで人気を集める24歳右腕。「しっかりと覚えていただける、そういうキャッチフレーズがあるので、とてもうれしいです」とほっこりとした表情で話す。 2年目は先発か、救援か──。いずれにしてもフル回転が期待され、強力投手陣に割って入る。 写真=BBM
週刊ベースボール