ケバブやフムスだけじゃない!イスタンブールで知るトルコ最旬グルメ10選
3.Aheste 東京やロンドンでも成功しそうなビストロ的トルコ料理
在イスタンブールの食べ慣れた外国人に人気の高い「Aheste」。むき出しのレンガが絵になる空間で提供するのは、モダンに仕上げたメゼ(前菜)や、果実やスパイスを効果的に使った肉料理など。女性シェフの感性が光る料理は、どれも美しいビジュアルにして伝統も香る。カクテルもハイレベルで、例えばラム肉料理にスパイシーマルガリータを合わせるのも、ここでこそ叶うマリアージュだ。
4.TURK FATİH TUTAK トルコいちのスターシェフによる2つ星レストラン
「TURK FATİH TUTAK」はミシュランガイドイスタンブール2023でトルコ初の2つ星を獲得し、2024年度版でも国内唯一の2つ星を保持する有名店。シェフのファティ・トゥタクさんは、中国、香港、シンガポールを経て東京の「龍吟」、コペンハーゲンの「noma」で修業を積み、バンコクの「The Dining Room of The House On Sathorn」のヘッドシェフに就任。同店を人気店に押しあげたあと2019年にトルコに戻り、自身の名を冠した店を開業した。 豊富な国際経験から、西洋と東洋を融合させた料理を個性とする。シグネチャーは“ママの餃子”なる自身が幼い頃に食べたラム肉のマントゥ(トルコの餃子)の再構築。オープンキッチンを目の前にするカウンターが特等席で、食後のキッチンツアーではさらに同店の最新技術を目の当たりにする。
5.Mikla リピーター率も高いモダン・ターキッシュの先駆け
2023年度版から2年連続ミシュラン1つ星を獲得する「Mikla」。2005年に開業したモダン・ターキッシュの先駆け的存在で、ひねりすぎない料理が素直に美味しいと思わせる。坂の上に立つホテルの最上階に位置し、眺めも抜群。プリフィクスでも注文できてLO22時なので使い勝手もよし。カラスミを合わせたタコのグリルや、マルベリーを添えたラム肉の煮込みなど、食材のもち味をセンスよいアクセントとともに表現する。誰を誘うにも安心だ。
6.Neolokal 一体感とバランスで魅了するコンテンポラリーなコース
「Neolokal」も2023年度版から2年連続でミシュラン1つ星を獲得し、こちらはグリーンスターも獲得。野菜はすべて持続可能な農業を実践する生産者から仕入れている。コンテンポラリーが強いが皿上に無駄な食材はない。使う食材が多くても美味しいカクテルのような一体感を出してくる。シェフは「自身の料理への研究はオープンであるべき」と考え、オンラインでレシピを公開。モダン・ターキッシュにおける綺麗なバランスを世に広めている。