【RIZIN】榊原CEO「フライ級GPをやるなら2025年の夏以降に『世界一』を名乗れるメンバーで」──新加入のガジャマトフ、ララミーが勝利
2024年11月17日(日)愛知県・ポートメッセなごや第1展示館にて『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』が開催された。試合後、同大会で活躍したフライ級海外勢について榊原信行CEOがコメント、フライ級GPが2025年夏以降にワールドGPとして開催するプランを示した。 【写真】ラスベガスTモバイルアリーナでメインイベント昇格が決まった朝倉海 今回の名古屋大会では、フライ級で北方大地をノンストップの連打で1R 3分20秒、TKO勝ちしたアリベク・ガジャマトフ(ロシア)、さらにパワフルかつ多彩な打撃で判定勝ちしたトニー・ララミー(カナダ)が判定勝利を収めた。 すでに、ジョン・ドッドソンや、ホジェリオ・ボントリン、メイマン・マメドフら、海外勢も活躍しているフライ級のGPについて榊原CEOは、「堀口恭司が王座にいて、扇久保博正、神龍誠もいる。十分、世界のトップレベルと向き合えるだけの──ひょっとしたらフライ級の世界一は、このRIZINのフライ級GPだと胸を張れるラインナップでやれたらいいなと思っています。GPやるなら2025年の夏以降になると思いますけど、やるからには『このメンバーなら世界一と名乗れる』よね、というものに磨き上げたいし、熱のあるものにしたいので、そうすると、日本人も外国人選手ももう少し試合を重ねてもらう必要があると思っています」と、世界規模のGPにする意向を示した。 実際、RIZINで頭角を現したマネル・ケイプ、ラマザン・テミロフはUFCフライ級戦線で活躍中で、今後、さらなるワールドクラスのフライ級ファイター招聘のために、大晦日からその先鞭をつける可能性も高まっている。 ◆朝倉海の全16試合の映像が、UFCのプラットフォームで配信される そんななか、RIZINバンタム級王者から、12月7日(日本時間8日)の『UFC 310』(米国ラスベガス・Tモバイルアリーナ/U-NEXT配信)で、UFC世界フライ級王者・アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル/ATT)に挑戦する朝倉海(日本/JTT)の試合が、当初のコメイン(セミ)から、トリのメインイベントに昇格したことをUFCダナ・ホワイト代表が16日、発表した。 海のUFC初戦がいきなりメインイベントとなったことについて、榊原CEOは、「現地で観戦して、UFCのダナ・ホワイト代表といろんな話をしてこようと思っていますし、海がパントージャに勝てば、実質RIZINフライ級のベルトが世界一だと言えるんじゃないかなと思って。海が勝ったらケージに入って叫んでやろうかなと。でも怒られそうでやらないですけど(笑)。 いきなりメインで挑む、チャンピオンvs.チャンピオンですよ。(朝倉海は)バンタムだけどRIZINのなかでトップアスリ-トとしてキャリアを積んできた、とてつもないストライカーということは、しっかりUFC(動画)の中でも表現されているので、RIZINにとっても千載一遇の北米に向けてのPRの機会ですし、ふんだんに朝倉海の全16試合の映像が、UFCのプラットフォームで配信・放映されますから、新しいマーケットに届くといいなと。それ(世界一)を海が証明してくれたら、ダナの顔を見ながら『ざまあみろ』ってニコニコ出来るなと」と、期待を寄せている。 果たして、朝倉海は「1発勝負」でUFC世界王座につくことが出来るか。それとも6連勝・3連続防衛中の“絶対王者”パントージャがその強さを見せるか。そして、RIZINは、UFC世界王者を越える、RIZINフライ級王者をワールドGPで生み出せるか。
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