「どうしてママにおちんちんはついてないの?」どう答えるべき?→悩める親のための”性の絵本”を作成した助産師に話を聞いた
この絵本から日本の性教育を変えたい
石嶺さんが作った絵本には多くの親子や医療従事者から反響がありました。 「性に関して自然な形で学べるようになっている」や「女性にとって未知の世界のことを知れてよかった」という声が集まっています。 このような反響を受け、石嶺さんは「世のなかにないものを生み出すのは本当に難しいです。そのなかで私はこれだけの知識を知っていたらママさんも安心できて、性教育事情も変えていけるのではないかと思いました。複数の医者が監修していることで、エビデンスに基づいていて一切妥協しませんでした。医療関係者のなかでも高い評価を得ていて、理想の本ができあがりました」と絵本に対する思いを語ってくれました。 また、今後の取り組みについて石嶺さんは次のように話します。 「絵本で伝え切れなかった部分を、同志の助産師たちと共に全国で読み聞かせをする予定です。また、それにともなって保育園や、地域などでしっかり性教育について伝えられる人を増やしていきたいです」 早期性教育を楽しく正しく学び、性に関する理解を深めることでトラブルを避けることにも繋がります。医学的な観点から気楽に読むことができ、普通の絵本とは違うところが魅力のうちの1つだそうです。これからの石嶺さんの活動によって日本の性教育に関する認識も変わっていくことに期待したいですね。
ほ・とせなNEWS編集部