日産、西川社長の辞任を発表(全文2完)経営に携わった人間には責任がある
うそをつくような対応をした意図は?
読売新聞:読売新聞の【ナカジマ 01:08:06】と申します。すみません、西川さんがお辞めになるのは、もうすでに決まっていた話かと思ったんですけれども、お辞めになるのはもう心の中で決めていたと思うんですけれども、今朝の報道陣に対する取材ででも、そういった事実はないというように明確にお答えされていたと思います。それで、あたかもなんですが、ちょっと言い方悪いかもしれないですけど、うそをつくようなご対応をされたその意図がなんだったのかというのをちょっとお伺いしたいんですけれども。 西川:辞める意思を持っていたか持っていないかというと、これ、ある意味ではずっと持っていました、辞める意思はですね。先ほど申し上げたとおり、節目としてどこを取ればいいのかなということで、そこはいろんな見方、考え方がありますから、私の一存では決められないところもあります。 ただ、私としてはやはりできる限り早い段階でけじめをつけて、宿題もある程度けじめをつけて次に引き継ぎたいなという気持ちがずっとございました。そういう思いを込めて、総会でも少しお話をしたつもりですし、そのあと当社の中でも役員会の中で、そういう趣旨の発言もしております。 具体的にじゃあ今、今どうするかと。これ、9月がいいのか10月がいいのかというのは、これはやっぱり相談事ですから、その中で今日、取締役会のメンバーにご相談をして、ご相談いただいて、けじめをつけるんであれば早いほうが良かろうということを、私としてはやはり宿題は完全じゃないんで、もちろんまだまだやらなければいけないことはありますけれども、そういうことで合意をしていただけるというのであれば、私としてもけじめをつけたいということで、今日の決定に至ったというふうにご理解いただければいいと思います。 ですから、私としては絶えずそういう、ある幅で考えておりまして、どの辺でけじめをつけられるかなということは、ただ考えておりました。ただし、やはり6月末の総会で信任をいただいていますので、あまりその宿題についてまったくそれを考慮しないでやるわけにいかないので、そういう意味では今回がある意味では一番早いほうの1つの節目であったろうなと思います。 司会:時間の関係もあるので、あとお二方にさせてください。この列の真ん中の方。違う、そちら。違う、違います。