「日産・ホンダ・三菱・スバル」お願いします! ファンからふつふつと湧き上がるメーカーへの声!!
クルマ好きが今の自動車メーカーに物申したいこと
「あのクルマに4WDがあったら買うのになぁ」とか「前はあったのに新型になったらなんで出してくれないの?」といった、ユーザーたちのリアルな願いって、けっこうたくさんありますよね。細かいところでいくと、以前は「なんでヴェゼルのPLaYは4WDが選べないの?」という声があちこちで聞こえていたのですが、先日のマイナーチェンジでホンダはそうしたユーザーの声に応え、PLaYでも4WDが選べるように新設定しています。 【画像】復活希望! バカッ速SUVの三菱パジェロ・エボリューション!! 自動車メーカーにもコストや部品調達などいろんな事情があるようですが、ユーザーが声をあげれば届くこともあるものです。 そこで今回は、そんななかでも国産メーカーに切に願う声が多いモノをピックアップしてみました。 まずは、「ランクルがこれだけ人気なんだから、パジェロも復活させてよ!」という声。三菱自動車の4WD技術を象徴するモデルでもあり、かつてはクロカン四駆の一大ブームを牽引した人気モデルだったパジェロ。2019年に日本でに販売が終了したあとも、まだ海外では販売が継続されていたのですが、ついに2021年8月、海外でも販売終了となってしまいました。 なぜ、それほど人気だったパジェロが生産終了に追い込まれたのかといえば、やはりクロスオーバーSUV人気に押されて販売が低迷してしまったから。ですが、現在も大事にパジェロに乗っているユーザーはいるわけで、そういう人たちにアウトランダーやエクリプスクロスをすすめても、口を揃えて「物足りない」というわけです。 じゃあランクルに乗り換えるかといえば、そもそも転売目的の的にもなっていてすでに納期は数年後となると、おいそれと買えないし、買ってからも盗難が怖くて乗れない、という人も。だからこそ、パジェロが恋しくなる人が続出しているんですね。トライトンも販売好調のようだし、パジェロ復活も考えてくれたらいいですよね。
ファンの声はメーカーをも動かす
続いては、「MT出してよ!」という声が多いクルマはたくさんありますが、なかでもとくに多いのはホンダ・フィットRSとスバルWRXでしょう。この2台はほんと、「なんでMTがないのか意味がわからない」という辛口ユーザーもたくさんいます。そもそもフィットは、現行の4代目になって牙を抜かれたようにスポーティ路線から遠ざかったイメージで登場してしまい、3代目のRSのようなスポーティグレードを待ち望んでいた人たちはガッカリ。 でも開発チームによると、それはPR戦略だけの話であって、実際のフィットには十分にスポーティな走りの素質はあるということで、3年に及ぶ耐久レース参戦で試行錯誤の末、公道でも気持ちよく走りが楽しめる自信作として、マイナーチェンジのタイミングでRSグレードが復活したのです。が、ガソリンとe:HEVのどちらにもMTの設定はなく、またまたガッカリした人もいたとのこと。N-ONE RSにはMTがあるので、なんとか限定販売でもいいから出してくれないものですかね。 そしてWRXも、「なんでMT出してくれないの」という声の多いモデルです。日本では現在、WRX S4という名前でCVTのみで販売されています。通常のリニアトロニックとは別の、「スバルパフォーマンストランスミッション」というCVTを搭載してWRXらしい走りを追求したということですが、「じゃぁなんで北米ではMTモデルを売ってるの?」といいたくなる気もちもわかりますね。 やはり今後、WRX STIが復活した時のためにとってあるのかもしれませんが、このまま国内でスバルのMT車は消滅……なんてことにならないかと心配している人も多いようです。 最後は、アルファードがこれだけバカ売れしているご時世なので、元祖ラグジュアリーミニバンの復活に期待する声も多いですね。そう。日産の「次期エルグランドまだ?」です。一応、現役で販売は継続しているのですが、現行型は2010年に登場しているのですでに14年選手。お色直しや装備のアップデートは行われているものの、やはり基本設計の古さは隠せないところでしょう。 「やっちゃえ日産」が作る、唯一無二の元祖ラグジュアリーミニバンたる姿を見たいと熱望するファンも多いのです。これに関しては2023年末にとある関係者と懇談をした際に、エルグランドという名前こそ口にはしなかったものの、「近いうちにアルファードを追い落とすようなモデルの登場は計画されており、それが出た暁にはゲームチェンジャーになるだろう」、という言葉がありました。そういえば2023年秋のジャパンモビリティショーには、「ハイパーツアラー」というコンセプトカーが出展されており、「次期エルグランドか?」と話題になっていましたね。これは期待できそうです。 ということで、ファン目線で自動車メーカーに切に願うことをピックアップしてみました。とにかく1人でも2人でも、声を上げるところから実現につながることもあるかもしれませんので、希望はどんどん声に出していきましょう!
まるも亜希子