日産、西川社長の辞任を発表(全文2完)経営に携わった人間には責任がある
一番早いタイミングを選んだ
それから、従って私にとってはSARの問題は、これも社内調査と同じタイミングで、すみません、去年からの不正の社内調査の節目というか締めと同じタイミングになりましたけれども、これは別に今ということでもなくて、私自身の調査というのは、もうちょっと早いタイミングで終えていただいていましたので、ただやはり説明があったとおり、少し制度的にというか、ほかにも何件かあったということで、調査に時間が掛かったよということで今になってしまったということでございます。従って、今回がむしろ次への準備の節目として私が本来取るべき責任をどこで取るかということで、一番早いタイミングを選ばせていただいたということだと思っています。 最後の点になりますけれども、ゴーン元会長、それからケリー元取締役に対してどう見るかと、どう思うかということでありますけれども、やったこと、犯したことについて、これはもう前々からもう申し上げてまいりました。ここはあらためて繰り返すことは必要ないと思っていますけれども、やはりそこからいろんなことをして立ち直りつつあると。新しいガバナンスもできて、そこで進んでいるわけですけども、さはさりながら、やはりここの、こういう会社の状態をつくり出してしまった、これだけお客さまにもご心配を掛け、従業員にも要らぬ苦労をさせて、こういう状態になっていると。会社をこういう状態にしていると、してしまった結果、今でもしていると。この部分のいろんな、もちろん刑事裁判でいろいろな罪はあるでしょうし、お金の損害賠償もあります。 ただし、会社をこういう形にして、従業員、あるいはお客さまに心配を掛け、こういう状態にしてしまったことがやはり一番大きな責任だろうというふうに、罪だろうと思っておりますし、その部分は本当に悔いていただきたいというふうに思っています。その部分の少なくともいろんなことを私漏れ聞きますけれども、そういう形での謝罪なり、表明というのは1回も聞いたことありません。ですから、そこをぜひ強く感じてもらいたいというふうに思います。私はそんなことですね。以上。 司会:じゃあ、ということで、大変申し訳ございませんが以上をもちまして終了させていただきたいと思います。本当に夜遅くまでありがとうございました。 西川:ありがとうございました。お世話になりました。今後とも日産をよろしくお願いいたします。 (完)【書き起こし】日産、西川社長の辞任を発表