日産、西川社長の辞任を発表(全文2完)経営に携わった人間には責任がある
中途半端なタイミングに思えるが
テレビ朝日:テレビ朝日の【ヒラモト 01:11:38】と申します。質問させていただきます。2点伺いたいと思います。1つ、タイミングの話なんですけれども、冒頭でも社長やはり自らやや早いタイミングとおっしゃって16日と決めたというふうにおっしゃいましたけれども、社長、先ほどもいろんな節目ということをおっしゃっていました。ちょっとこの節目というのは、まだ後任も決まっていない、株主総会からまだ3カ月しかたっていないということで、私自身はすごく中途半端なタイミングにも思えるんですけれども、社長自らもやや早いとおっしゃいました。社長の中ではどの辺が理想的な引き際だと考えていらっしゃったのかなというのが、これがまず1つ目の質問です。 では続けてもう1問伺います。2問目は、結局ケリーさんが6月に文藝春秋でインタビューで答えられたこと、これが社長にご引導を渡す形になったのかと思いますけれども、今、まだ1年たっていませんけど、今このゴーン被告、そしてケリー被告に対してどんな思いをお持ちなのか教えてください。 西川:まずタイミングの件ですけども、これは6月末に総会で信任をいただいた段階ではいろんな節目があるんだなと思ってました。その中で一番早い節目でこういうことを、こういう決定をしていただいたということになりますけども、幾つか節目はあると思います。当然のことながら、これからもう少しやって、新しい後継者が決まったところでということもありますし、それから、あるいはもう少し来年度の準備に入る手前とか、そういう意味では年度内でいろんな節目があったというふうに思っております。 その中で、これは本当に取締役会のご相談ですけども、後任のプロセスを急いでくださいということを申し上げて、実はその中で私も休み中もサポートしていました。その結果、ここから先、ある程度スピードアップをすれば若返りの第1弾、次世代の第1弾ということができる状態になりつつあるということで、もちろんオプションとしてみればあと1~2カ月やって、そこを見極めてというのはありますけれども、ここは取締役会とのご相談で決めたということでございます。