米慈善団体の職員3人がガザ空爆で死亡 活動を一時停止へ
【AFP=時事】米慈善団体ワールド・セントラル・キッチン(WCK)は11月30日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍の空爆でスタッフ3人が死亡したのを受け、「ガザでの活動を一時停止する」と発表した。イスラエル軍は死亡したスタッフの1人について、昨年10月7日のハマスの越境攻撃に関与したと主張している。 【写真】ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍の空爆を受けたNGO職員が乗っていた車 ガザ民間防衛当局の報道官は11月30日、AFPに対し、南部の主要都市ハンユニスで空爆があり、「WCKの職員3人」を含む5人が死亡したと述べた。 WCKも同日夜、「車に乗っていた3人はわれわれの請負業者だった」とAFPに明らかにした。 これに先立ちイスラエル軍は、WCKで働いていたパレスチナ人を殺害したと発表。この人物はイスラエルに潜入し、昨年10月7日の殺りくに関与した「テロリスト」だと非難した。 WCKは声明で、「車に乗っていた人物が10月7日のハマスの攻撃に関与していたという情報は一切ない」と述べた。 WCKによると、空爆を受けた車両にはWCKのロゴは記されていなかった。 4月にもイスラエル軍の空爆で、英国、オーストラリア、ポーランド、米国、カナダ、パレスチナ国籍のWCKのスタッフ7人が殺害されている。【翻訳編集】 AFPBB News