皇室バッシング報道への対応「引き続き検討」秋篠宮さま57歳に(会見全文)
1つひとつ真摯に取り組んでもらいたい
幹事社:お子様方についてお聞きします。佳子さまは多くの公務に臨まれていますが、皇族として期待することや助言していること、ご結婚について話し合われていることがあればお聞かせください。 内親王が結婚後も皇室に残る選択肢を持つことも議論されていますが、佳子さまの意思をどのように尊重されるお考えでしょうか。 悠仁(ひさひと)さまの高校生活や、皇位継承者としての教育方針、結婚から1年が経過した小室眞子さんの近況についても併せてご紹介ください。 秋篠宮さま:まず、それでは最初の次女のことからですけれども、現在いろいろなところから依頼を受けて、それで公的な活動を行っております。私としてはですね、そうしてせっかく声をかけていただいているわけですので、それら1つひとつに対して真摯に取り組んでいってもらいたいというふうに思っております。それから助言でしたっけ、これについては、何か聞かれればその時に私の意見を言うことがあります。そうですね、おそらくそれぐらいだと思います。 それから結婚についてですけれども、今、特に何か話し合っているということはありません。また、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、娘のその意思の尊重ということにつきましては、私はその意思、今までも本人の意思はできる限り尊重する、という立場をとっておりました。一方で、結婚後も内親王が皇室に残ることというのは、これは制度のことであってですね、そのことについて私が何か申すことではないというふうに考えております。
日本各地の様々な文化に触れてほしい
次は、長男の学校生活ですか。この4月から高校生になって、おそらく今まで12年間、それまでの幼稚園から中学校まではある意味同じ学校と言いますかね、過ごしてきて、それでこの4月から新たなところでの生活になったわけですけれども、本人は授業や部活ですね、忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます。 また、その次のことにつきましては、これも私は以前にお話ししたことがあったと思いますが、私自身の経験も少し含まれているわけですが、日本は本当に各地に様々な文化があります。そういうものを若いうちに実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものに直に触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのではないかなというふうに思っています。それなので、折々に私もそういうことを本人には勧めております。 また、それとともに、書籍などを通じて様々なこと、なかでも日本の歴史などについては知っておいてほしいと思って、そういう話もすることがあります。 次に長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのを控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします。 (了)