東京、本当にうまいラーメン店の「ワンタン麺」ベスト5…スープ絶品「究極の一杯」を《三鷹・桜上水・根津・浜田山》で発見
勢い衰えぬ日本のラーメン界隈。そのラーメンを食べにわざわざやってくるインバウンドも多いと聞く。そんなあまたひしめくラーメン店のなかから、今回はワンタン麺がおいしい店を紹介する。(※本内容は取材時のものです) 【写真】スープもじわる…東京のうまい「ワンタン麺」ベスト8はこちら
■三鷹駅「ワンタンメンの満月」
本場、山形酒田市の中でも特に煮干しを強めに利かせているそうだが、特有の苦みはなく、鶏の旨みも強いので食べやすい。スープを炊く際、鶏油はすべて取り除いているので、最後の一滴まで飲み干せる。 大判のワンタンは、ジュルッととろけるような食感で、豚挽き肉とチャーシューの端切れ、ブラックペッパーを練り込んだ肉汁溢れる餡が忍ばせてある。あっさりながら、しっかり食べ応えがある点もうれしい。
■桜上水「船越」
TRYラーメン大賞の新店部門MIXで1位を獲得。推しの「塩」は、豚をベースとする力強いスープにコショウをガツンと効かせる独創的なスタイルで、噛み応えのある手揉み麺を合わせるなど個性が光る。肉々しい大粒のワンタンが5粒ものる「ワンタンメン」が圧倒的な一番人気。
■根津『ラーメン 喜粋』
ど真ん中のストレートである。懐かしさを覚えるトラディショナルな構成。それでいて、一つひとつきっちり仕事がされた味わいは、力強く、完成度が高く、オリジナルだ。まずはその、煮干しと鶏のみを使ったダブルスープ。贅沢に使われた鶏ガラからのコクと旨みを煮干しが支え、実に味わい深い。で、これが醤油ワンタン麺であれば、醤油の旨みと風味もじわり。 数種の醤油を合わせ、海産物も加えたカエシがキーポイントだ。人気のワンタンは、数種類の鶏肉の部位を使い、細かく刻んだゆずの風味が香る。少し縮れた細めの中華麺がよく絡んで箸がくいくい進むこと間違いなしだ。
■浜田山「支那そば たんたん亭」
16年前から店を守る現店長の横山さんはその味を守りつつも時代のニーズに合わせ、さらにコクと深みのあるラーメンに仕上げた。豚や牛テールのほのかな甘みに、上品な煮干しの風味が利いた味は、「しみじみ」ではくくれない美味しさ。手作りワンタンもプリプリでこちらも美味。 …つづく「東京の本当うまい「町中華のラーメン」ベスト6…なんと一杯《600円》、スープ絶品《浅草・大森・人形町・大井町・千歳烏山・清澄白河》で覆面調査隊が発見」では、あまたひしめく町中華のなかから、ラーメンが絶品のお店を紹介します。
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