「宣言」再延長受け、小池都知事が臨時会見(全文1)平日20時以降と土日は外出自粛を
「こらえどころ」で休業要請を時短に切り替える狙いは
日本テレビ:日本テレビです。知事にお伺いいたします。先ほども知事、きのうもおっしゃっていたようにここがこらえどころだと感じているというふうにおっしゃってました。これまでの都の感染状況、高い水準でとどまっているような状況、またこれが人流がまたこのまま増加すると早いタイミングでリバウンドする可能性もあるというふうに指摘も出ている中で、今回、1日からの再延長期間において、都がこれまで厳しい措置ということで休業要請を独自にやってきたものを、このこらえどころのタイミングたるこの延長期間で、いわゆる緩和といいますか、休業だったものを時短に切り替えた、ここの狙いといいますか、お考えをお願いいたします。また政府とのこれまでの協議の中で、またこういった部分についてどういったやりとりがあったのか、ありましたら併せて教えてください。 小池:今回の措置でありますけれども、先ほども何度も申し上げましたように、減少傾向をさらに確実なものにしていくということであります。そしてまたリバウンドを、せっかくここまで、高止まりとおっしゃいましたけれども減少しています。それを元に戻さないということが一番のポイントになってくると。ましてや変異株の問題、先ほどお伝えしたとおりです。そこで現在の感染状況に即した効果的で、かつ分かりやすい対策を、国の基本的対処方針に基づいて重点的に実施していくというものであります。 また、この状況を見ましてそれらについてはまた、現在の緊急事態宣言という下で、その中での措置としての休業要請という、この考え方があります。そちらにまた戻るという、機動的な態勢、これを国との協議の上で確認をして今回の対策、措置に至ったということであります。決して、緩めるだけではありません。さらにこれを、状況を確認してまいるということであります。皆さんのご協力は欠かせません。よろしくお願いいたします。
緩めても大丈夫そうだと判断した根拠は
朝日新聞:朝日新聞の【ウメザワ 00:27:07】です。今の休業要請に関することなんですけれども、緩めるわけではありませんというふうなご説明、知事からありましたが、外形的には緩まっているような状況になっております。人流の抑制を徹底したいっていうふうに縷々、おっしゃっていた知事からすると、今回緩めても大丈夫そうだっていうふうに思われた根拠はどういったところにあるんでしょうか。 A:緩めた根拠というお尋ねでございますけれども、今、知事からもお話がありましたけれども、東京都としては緩めたという考え方ではまずはないということです。もともと、皆さん方ご案内のとおりですけれども、まず緊急事態線源に基づいて都道府県知事がどういう措置を講ずるかというのは、まずその感染状況をどのように認識するか、まずそれがベースになります。その上で国が基本的対処方針で示した措置が原則ベースラインになりますけれども、その感染状況の認識によってはさらなる上乗せの措置ができることとなっております。連休期間以降についてはまだまだ上昇局面を徹底して抑えなければならないという感染状況でしたので、それまで休業をお願いしていた施設区分には休業を、無観客で開催をお願いしていたところは、無観客開催をお願いしたいところだったんですがかなり大きな課題がありましたので、暫定的に時短をということでやってきたところです。 今般はというと、皆さま方のご協力もいただいて、知事も申し上げましたけど、漸減傾向にあると。しかし、もし、さまざまな脅威がありますので、リバウンドだけは絶対に避けてはいけない。こういう状況認識下に立った上で、今東京都が重点的に取り組むテーマは何か。それは徹底した感染防止対策を行う。これはもちろんです。その上で人流について重点的に取り組むべきフェーズだという認識でございます。その人流は夜間人流と土日の人流です。夜間の人流は、これは飲食店に20時の時短、さらには全施設20時の時短がすでに掛かっています。これで夜間人流は一定程度抑えられるだろうというのがまず1つの考え方です。 では土日はどうかといいますと、土日については西田先生もおっしゃってますが、いわゆるレジャー目的の人流になります。このレジャー目的の人流について、つまり不要不急の要素が濃い人流になります。この人流について、施設の区分を見ますと、いわゆる規模要件という、人数制限が掛かっている施設、イベント関連施設、これは50%、5000人。こちらについては一定の人流の管理が可能な施設というふうに考えます。 【書き起こし】「宣言」再延長受け、小池都知事が臨時会見 全文2に続く