「宣言」再延長受け、小池都知事が臨時会見(全文1)平日20時以降と土日は外出自粛を
集客施設は平日20時まで営業、土日休業を要請
まず都民の皆さま方へお願いでございます。引き続き、これは法律に基づいたものでありまして、不要不急の外出の自粛、あらためて強くお願いをいたします。特に平日の20時以降と土曜・日曜、これは外出の自粛を徹底していただきたい。また隣接する3県は引き続き重点措置が継続中であります。都県境を越える移動についてはお控えをいただきたい。 次に施設の利用制限についての説明をさせていただきます。これは現下の感染状況を踏まえまして人流をしっかりと抑制する、そのために施設の特性に着目をした措置でございます。今回の措置でありますが、皆さんのところにはお配りしているかと思いますが、インド株の蔓延の兆候があったり、感染者が顕著に増加などが見られたときには、ちゅうちょなく措置内容を強化するということを前提といたしております。先ほど申し上げたとおりであります。 1000平米を超える百貨店、ショッピングセンターなどの商業施設、そしてゲームセンターなどの遊戯場といった集客施設に対しましては、土日については引き続き休業を要請させていただきます。そして平日は20時までの時短の要請をさせていただきます。さらに1000平米以下の集客施設でございますけれども、土日、平日ともに20時までの時短への協力を依頼いたします。加えまして、施設の内外に混雑が生じることがないように、徹底した入場の整理などをお願いいたします。そしてスーパー、コンビニなど、生活に不可欠なサービスを提供される事業者につきましては、感染防止対策を徹底した上での営業継続となります。
野球場などイベント施設は21時までの時短を要請
さらに劇場、野球場などのイベント関連施設などにつきましては、引き続き土日、平日ともに21時までの時短を要請いたします。また、イベント主催者でございますけれども、その方々には人数上限5000人以下かつ収容率50%以内での開催を要請いたします。開催に当たりましては、言うまでもありません、感染防止対策の徹底をお願いいたします。あらためてのこの点、申し上げておきます。 酒類を提供する、あるいはカラオケを使用する飲食店、遊興施設でございますけれども、こちらについては引き続きの休業を要請いたします。それ以外の飲食店などには20時までの時短をお願いいたします。飲食店の皆さまには本当に長期間にわたって大変なご負担をお掛けいたしております。なにとぞのご理解、賜りたく存じます。 この要請にお応えいただきました事業者の皆さま方には、協力金を支給いたします。具体的には6月の1日から20日までの間、全面的にご協力いただいた飲食店などに対しまして、売上高に応じて1店舗当たり、そして中小企業には80万円から400万円、大企業におかれましては上限400万円の支給を予定いたしております。詳細につきましては決まり次第お伝えをしてまいります。 なお、協力金の支給状況でございますけれども、1月、2月のご協力に係る分につきましては支給のできるものは全て払い終えております。そして3月分ですけれども、7割の審査を済ませておりまして、引き続き迅速な支給に努めてまいります。これに加えまして今回の要請に伴って休業、そして営業時間の短縮に全期間、全面的にご協力いただきます大規模な集客施設、そしてテナント等に対しまして、協力金を支給いたします。 今回、緊急事態措置が延長されたわけでございますけれども、6月の売り上げが減少した都内の中小企業者などに対しまして、国の月次支援金に都が上乗せをして支給いたします。また国が支給対象としていない、国の対象は50%以上なんですけれども、30%以上売り上げが減少した事業者の皆さま方には都独自に支給をいたします。こうした取り組みを通じまして緊急事態措置等の影響を受けられました中小企業者の皆さま方の経営を着実に下支えしてまいります。 飲食店などではコロナ対策リーダーを中心に、感染防止対策の徹底をお願いしてまいりました。また徹底点検TOKYOサポートチームでございますが、飲食店などを訪問いたしまして、対策が確認できた店舗については都から「点検済証」、こちらですね、これを交付いたしております。