「嘘やん」「まじか…」こめお、反逆の問題児に“一撃”の劇的結末 有終の美にリング上で歓喜の涙
ブレイキングダウンの新旧の問題児対決は、勢いに乗る「新悪童」の猛攻をカウンターの“一撃”で制した「元祖悪童」に軍配。両者が見せた果敢なノーガード勝負とその一撃決着にファンからも「嘘やん」「まじか…」と驚嘆の声が上がった。 【映像】衝撃の“一撃”決着 12月8日さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)で朝倉未来がCEOを務める「Breaking Down14」が開催され、こめおとレオが対戦。”新旧問題児“対決として注目を集めた両者だが、1分間で真っ向勝負を打ち合いを展開。終始押され気味だったこめおが技ありの一撃で大逆転、有終の美を飾った。 過去の行動からブレイキングダウンきっての問題児として話題をさらってきたこめおもこれがラストファイト。最終試合は、試合内外の著しい素行不良でブレイキングダウン“出禁”を宣告され悪童レオ。こめおにとって最後の花道が「新たな悪童の教育係」という実に奇妙だが適役が回ってきた。 フェイスオフから額を擦る距離で煽り合うバチバチの空気。序盤は出禁を経て心を入れ替えたか“マッチョ化”が著しいレオがこめおの打撃を簡単にスウェイしかわすとキレのある打撃で追い込む。クリンチの場面でも力で制するなどこの日のレオの仕上がりはいい。実況陣からも思わず「レオいいですね」という声が聞こえるほどだ。 前半から中盤にかけて終始レオのペース。こめおの大ぶりの打撃は全て空を切り、ケージ際に追い込んではコンパクトな打撃で連打。完全にこめおの足が止まり一方的な展開の中、残り20秒。一瞬の間の後、意を決して両者フルスウィングのクロスカウンター合戦でこめおがレオの顔面に右を叩き込みダウンを奪う。 ファンからも「嘘やん」「まじか…」と声が漏れる一発逆転劇。ダウンを喫したレオは大きく息をして復帰後、猛攻を仕掛けるが、足がもたれながらもこめおはクリンチで残り時間を凌ぎ切りジャッジも5-0のフルマークで支持。たった一撃のパンチによる大逆転で勝利を手にした。 一時無期限休止宣言などを挟みながらもブレイキングダウンの黎明期から「叛逆の問題児」として一時代を築いたこめお。勝利者マイクでは涙まじりに「皆さん本当にありがとうございました」と深々とお辞儀。「ブレイキングダウンに約3年間携わらせてもらい、本当に僕に人生、ここで僕は変わりました。会場にいる人でも、ブレイキングダウンに出たいと思っている人いると思います。一歩踏み出すだけで人生が変わるので、1日1個でもいいので挑戦してみてください」と力強いメッセージ。最後は”人生を変えた場”へ感情を込めて「ブレイキングダウン最高!」と絶叫し締め括った。
ABEMA TIMES編集部