キャンドゥの社内公募で採用されたキャラ「ワンドゥ」が満を持して商品化
【現役店長のホンネ 100円ショップのすぐれもの】#62 100円ショップ「キャンドゥ」のキャラクター「ワンドゥ」が満を持して商品化されました。 アントニオ猪木さんは最期にサプライズで「ガリガリ君 ソーダ味」を…赤城乳業「とても光栄」 そもそも、100円ショップにキャラクターがいること自体が珍しく、私の知っている限りではキャンドゥだけ。ワンドゥは芸名だとのことで正式には「はっ犬 ワンドゥ」というらしいです。 どこからともなくやってきて、新しいモノを見つけるのが大好きな犬だとか。「ちいさな魅力も見逃さない虫眼鏡で、今日もナニかいいことを発見する、好奇心旺盛な犬」という設定です。 キャンドゥのイメージカラーである赤色のスカーフと星のマークが入ったポーチをナナメ掛けにして、ひょうひょうと立っている姿は何か哀愁を感じますよね。どうやらシャーロック・ホームズに憧れているらしく、かぶっているのは探偵帽らしいですよ。 ■「ペコちゃん」のように有名になるか? こうしたキャラクターマーケティングは昔からあります。なじみのあるところでは不二家の「ペコちゃん」、赤城乳業の「ガリガリ君」、森永製菓「チョコボールのキョロちゃん」など。 実はこのワンドゥは、社内公募で採用されたもの。これなら2次使用料もかかりませんし、一社員の考えたキャラクターだったというのは、ちょっと驚かされますよね。ゆるキャラよろしく、着ぐるみがイベントに参加することもあるようで、かつては株主総会で株主をお出迎えすることもありました。過去にはワンドゥのキーホルダーがスタッフなどに配られていましたが、お客さんから「商品化の予定はないのか?」との問い合わせもあって、今回の商品化につながったのだと思います。 そういえば、お客さま相談室に商品化要望のはがきを送り続けた人がいた、とSNSで見かけたことがあります。言ってみるものですね。 今回、商品化されたのはミニチャーム、クリアポーチ、ジッパーバッグなど。ミニチャームをクリアポーチに付けるとかわいさが倍増しますよ。キャラクターの定番、マスキングテープやフレークシール、クリアステッカーも100円。フレークシールは透明なスマホケースに入れるとシャカシャカと動き回るので面白いです。 文具では、クリアホルダー、ポーチ付き付箋なども。クリアホルダーは足跡が付いていてとてもかわいい。ダイカットキーホルダーやケーブルタイ(結束バンド)もあります。ダイカットキーホルダーはボールチェーンになっているので、バッグなどに取り付けるのもいいでしょう。 また、洗濯ネットは大小2サイズ入りで200円。舟形バッグと刺繍ポーチはそれぞれ300円です。5月5日がワンドゥの誕生日なので、その日から店頭に商品が並び始めました。お店で見かけた方もいるかもしれませんが、レジ前に置かれていた太陽電池で首を振る人形もぜひ商品化して欲しいところ。キャンドゥでは「ワンドゥ」を使ってXでの発信も行っています。